海外ジャーナルクラブ
21日前

Corsi-Zuelliらは、 帯状疱疹組換えワクチンと複合心血管イベント (虚血性心疾患・心不全・虚血性脳卒中) の関連を、 米国で弱毒生ワクチンから組換えワクチンへ急速に移行した前後の接種者を比較した自然実験で検討した。 その結果、 7年間の心血管負荷は組換えワクチン群で9%低値であった。 この関連は時間とともに減衰した。 研究結果はNat Med誌に発表された。
組換えワクチンは生ワクチンと比較され、 生ワクチンには心血管保護効果がないと仮定しています。 生ワクチンにも保護効果がある場合、 組換えワクチンの心血管保護との関連を過小評価している可能性があります。
帯状疱疹組換えワクチンは心血管疾患リスクを低下させる可能性が指摘されている。 しかし、 先行研究はワクチン接種者と非接種者を比較したものであり、 交絡の影響を受けやすかった。
本研究は、 米国で弱毒生ワクチンから組換え帯状疱疹ワクチンへ急速に移行した事象を利用した自然実験である。 対象は、 60歳以上で帯状疱疹ワクチンを接種した成人で、 移行直前に接種した集団と直後に接種した集団を比較した。
複合心血管エンドポイント (虚血性心疾患・心不全または虚血性脳卒中) の発生を比較した。
組換えワクチンは、 7年間の心血管負荷の9%低下と関連した。 この関連は時間とともに減衰した。
制限付き平均損失時間 (RMTL) 比
個別アウトカムでは、 虚血性心疾患 (10%低下) と心不全 (12%低下) は男女ともに有意な関連が認められ、 虚血性脳卒中は男性でのみ有意であった (12%低下)。 心房細動でも関連が認められた (7%低下)。
制限付き平均損失時間 (RMTL) 比
著者らは、 「本研究結果は、 帯状疱疹ワクチンの心保護作用の可能性を検討する臨床試験および機序研究を正当化するものである」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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