海外ジャーナルクラブ
5ヶ月前
Iiharaらは、 2023年10月に本邦で発刊された制吐薬適正使用ガイドライン2023年10月改訂第3版について、 本年5月、 同ガイドラインの英語版がpublishされたと報告した。 本研究はInt J Clin Oncolにおいて発表された。
MIndsに沿ってガイドラインが作成されています。 システマティックレビューができなかった3つの課題についてはfuture research questionsとして取り上げられています。
制吐薬適正使用ガイドライン2023改訂ポイント
速報
CLDN18.2陽性進行胃癌へのゾルベツキシマブ併用における制吐療法の適正使用ガイド
日本臨床腫瘍学会による制吐薬適正使用ガイドライン2023年10月改訂第3版は、 抗癌薬、 制吐薬、 および最新の化学療法レジメンを反映するため、 第2版より大幅に改訂された。 同ガイドラインの目的は、 制吐療法に関する包括的な情報を提供し、 患者および医療従事者の双方にとって十分な情報に基づいた意思決定を促進することである。
今回の更新では、 2017年のMinds Clinical Practice Guideline Development Manualに基づいて、 1990年1月1日~2020年12月31日までの徹底的な文献検索が行われた。 その結果に基づき、 制吐療法レジメンの有効性に関する新たなエビデンスが提供されている。
最新版では、 13のバックグラウンド・クエスチョン (BQ)、 12のクリニカル・クエスチョン (CQ)、 3つのフューチャーリサーチ・クエスチョン (FQ) が作成された。 さらに、 嘔吐リスク分類も更新された。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。