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5日前

Leeらは、 局所進行または転移性尿路上皮癌における抗Nectin-4抗体薬物複合体 エンホルツマブ ベドチン (EV) 誘発の皮膚有害事象 (cAE) と生存の関連を多施設後ろ向き研究で検討した。 その結果、 対象の45.9%にcAEが発現し、 そのうち61.7%がEV起因と判定された。 EV起因cAEの発現は30日時点で良好な無増悪生存期間 (PFS) および全生存期間 (OS) と関連した。 また、 高GradeのcAEでも生存悪化とは関連しなかった。 研究結果はJAMA Dermatology誌に発表された。
多施設後ろ向きコホートであり、 ランドマーク解析で不死時間バイアスに対処しているものの、 cAE発現例に予後良好例が偏る残余交絡を完全には否定できない点がlimitationです。
局所進行または転移性尿路上皮癌の治療薬であるエンホルツマブ ベドチン (EV) は、 EV治療中は皮膚有害事象 (cutaneous adverse event: cAE) が高頻度にみられ、 先行研究ではEV関連cAEの発現と良好な生存との関連が示唆されてきた。 しかし、 併用される免疫チェックポイント阻害薬 (ICI) による効果とEV起因cAEの寄与を切り分けるにはデータが不足していた。
本研究は、 EV起因cAEと生存との関連を評価し、 その発現時期と形態学的特徴を明らかにすることを目的とした。
2020~25年にEV治療を受けた局所進行または転移性尿路上皮癌患者を対象とした多施設後ろ向き研究である。 患者背景は手動で抽出し、 cAEの原因がEVか他要因かは尤度スコアリングにより判定した。
主要評価項目として、 無増悪生存期間 (PFS) および全生存期間 (OS) をカプラン・マイヤー法で推定し、 EV起因cAEと生存の関連は多変量時間依存性Cox回帰モデルおよびランドマークCox回帰モデルで評価した。 主要ランドマークは30日とし、 15~105日まで複数ランドマークで感度分析を実施した。
対象449例は、 平均年齢71.9歳で、 女性が27.2%であった。 206例 (45.9%) にcAEが発現し、 うち39例 (18.9%) が高Grade、 127例 (61.7%) がEV起因と判定された。 頻度の高いcAEは以下であった。
全治療群を通じて、 EV起因cAEを有する患者の生存期間はより長く、 EV起因cAEの発現は評価した全てのランドマーク時点で予後改善と関連していた。
主要ランドマーク 30日時点
早期発現したEV起因cAEは全てのランドマーク時点で予後改善と関連していた。 高GradeのEV起因cAEは、 生存転帰の悪化とは関連しなかった。
著者らは、 「EV起因cAEは局所進行または転移性尿路上皮癌患者の予後改善と関連しており、 不死時間バイアスやICI曝露を踏まえてもPFS・OSとの独立した関連は保たれていた。 発現時期や皮疹形態を基に、 cAEの原因がEVか他要因かを見極めることが、 腫瘍学的および皮膚科的治療の最適化に役立つ可能性がある」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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