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37日前

【JAMA】Long COVID症状は感染者の6.2%が経験し、 平均9ヶ月持続

Wulfらは、 新型コロナウイルス感染後にLong COVID症状を呈した患者の割合と、 症状の持続期間を推定。 その結果、 感染者の6.2%が経験し、 平均持続期間は入院患者で9.0カ月、 入院しなかった患者で4.0カ月にのぼると推定された。 本研究はJAMA誌において発表された。 

📘原著論文

Estimated Global Proportions of Individuals With Persistent Fatigue、 Cognitive、 and Respiratory Symptom Clusters Following Symptomatic COVID-19 in 2020 and 2021。 JAMA。 2022 Oct 10。 doi: 10.1001/jama.2022.18931.PMID: 36215063

👨‍⚕️HOKUTO監修医コメント

本研究は54の研究と2つのデータベースを統合したものですので、 どうしても対象患者の異質性が強くなっています。 主要評価項目である「COVID感染者がLong COVIDを呈した割合が6.2%」 とのことですが、 2.4%から13.3%ということでかなりの幅をとっています。


背景

SARS-CoV-2の初感染時に症状を呈した後、 症状が持続する者がいる (しばしばLong COVIDと呼ばれる)。

研究デザイン

対象と曝露

過去に発表された44の研究、 10の共同コホート研究、 米国の2つの電子医療記録データベース内の症候性SARS-CoV-2感染者が対象である。

主要評価項目

SARS-CoV-2感染後3か月に、 自己報告による3つのLong COVID症状のうち少なくとも1つを有する個人の割合を、 20歳以上の入院患者・非入院患者の性別および20歳未満の非入院患者の男女に分けて推計した。

3つのLong COVID症状

  1. 身体痛や気分変動を伴う持続疲労
  2. 継続的な呼吸障害
  3. 継続的な認知障害

研究結果

感染者の6.2%がLong COVID 3症状のうち1つ以上を経験していた(95%UI 2.4-13.3)
  • 身体痛や気分変動を伴う持続疲労:3.2%
95%UI 0.6-10.0
  • 継続的な呼吸障害:3.7%
95% UI、 0.9-9.6
  • 継続的な認知障害:2.2%
95% UI、 0.3%-7.6%
感染3ヵ月後のLong COVIDの症状は、 20歳以上では女性の方が男性よりも多くみられた
  • 20歳以上の女性:10.6%
95%UI 4.3-22.2
  • 20歳以上の男性:5.4%
95%UI 2.2-11.7
Long COVID症状の推定平均期間は、 入院患者の場合約9ヶ月であった.
  • 入院患者:9.0カ月
95%UI 7.0-12.0
  • 非入院患者:4.0カ月
95%UI 3.6-4.6
感染3カ月後にLong COVID症状と呈した患者のうち、 推定15.1% (95%UI 10.3-21.1) は12カ月時点でも症状が持続していた.

結論

本研究は、 SARS-CoV-2感染3ヵ月後に、 自己報告による3つのLong COVID症状群 (身体痛や気分変動を伴う持続疲労、 認知障害、 継続的呼吸障害) のうち少なくとも1つを有する個人の割合のモデル推定値を示したものである。

こちらの記事の監修医師
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HOKUTO編集部
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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