海外ジャーナルクラブ
14日前

Hodgsonらは、 心停止蘇生後に意識が回復せずICUで機械的換気を受けている成人患者を対象として、 保守的酸素療法の有効性について、 リベラル酸素療法を対照に多施設共同無作為化比較試験LOGICALで評価した。 その結果、 180日時における良好な機能転帰を伴う生存割合において、 保守的酸素療法はリベラルとの間で有意差が認められなかった。 本研究はNEJM誌において発表された。
一部で適格基準を満たさない患者の登録や、 割り付けられた治療が実施されなかった症例などのプロトコール逸脱が発生しました。 しかし、 これらの症例を除外した2次解析でも主解析と同様の結果が得られました。
CPC / OPC (The Glasgow-Pittsburg Outcome Categories)
心停止から蘇生された後に意識が回復しない患者では、 許容可能な酸素化を達成するために必要な範囲に酸素曝露を制限することで、 良好な機能転帰を伴う生存割合が高まる可能性がある。
そこで本研究では、 保守的酸素療法の有効性を、 リベラル酸素療法を対照に評価した。
多施設共同無作為化比較試験LOGICALにおいて、 オーストラリア、 ニュージーランド、 アイルランドの53施設のICUで心停止蘇生後に機械的換気を受けている成人患者1,840例が、 以下の2群に無作為に割り付けられた。
主要評価項目は、 180日時における良好な機能転帰を伴う生存*であった。
180日時における良好な機能転帰を伴う生存割合は、 保守的酸素療法群が38.2%、 リベラル酸素療法群が39.7% であり、 両群間に有意差は認められなかった (相対リスク 0.97 [95%CI 0.87-1.09]、 P=0.65)。
有害事象 (AE) は報告されなかった。
著者らは 「心停止蘇生後に意識が回復せずICUで機械的換気を受けている成人患者において、 保守的酸素療法による良好な機能転帰を伴う生存割合はリベラル酸素療法を上回らなかった」と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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