海外ジャーナルクラブ
23日前

Huらは、 ホルモン受容体 (HR) 陽性/HER2陰性進行乳癌患者を対象に、 AKT阻害薬カピバセルチブ+フルベストラントとプラセボ+フルベストラントを比較した国際共同・第Ⅲ相・無作為化比較試験 (CAPItello-291) の中国人コホート、 および同一プロトコルでの拡大試験について解析した。 その結果、 カピバセルチブは、 中国人集団においても無増悪生存期間中央値を有意に延長した (カピバセルチブ群 : 6.9ヵ月、 プラセボ群 : 2.8ヵ月)。 試験結果はNat Commun誌に発表された。
中国コホートではCDK4/6阻害薬の既治療率がグローバル試験より低く、 当時の中国の治療環境を反映しているものの、 現在の実臨床とは乖離している可能性があります。
ホルモン受容体陽性/HER2陰性進行乳癌患者を対象とした国際共同・第Ⅲ相・無作為化比較試験 (CAPItello-291) では、 カピバセルチブ+フルベストラントは、 全体集団およびPIK3CA/AKT1/PTEN変異例でプラセボ+フルベストラントに比べ無増悪生存期間 (PFS) を有意に改善した。
本研究では、 事前規定された探索的解析として、 中国人コホート (24例) および同一プロトコルで実施された拡大試験 (110例) におけるカピバセルチブ+フルベストラント (カピバセルチブ群) のプラセボ+フルベストラント (プラセボ群) に対する有効性および安全性を評価した。
PFS中央値は以下のとおりで、全体集団では、 カピバセルチブ群でPFS延長効果が認められた。 また、 その効果はPIK3CA/AKT1/PTEN変異の有無にかかわらず確認された。
全体集団
HR 0.51 (95%CI 0.34-0.76)
PIK3CA/AKT1/PTEN変異例 (46例)
HR 0.41 (95%CI 0.19-0.85)
PIK3CA/AKT1/PTEN変異なし例 (68例)
HR 0.38 (95%CI 0.21-0.68)
カピバセルチブ群で最も高頻度であった有害事象は、 下痢 (60.6%) および高血糖 (57.7%) であった。 有害事象により試験薬中止に至った患者は、 カピバセルチブ群で11.3%であった。
著者らは、 「中国人コホートにおいてもカピバセルチブ+フルベストラントのベネフィット・リスクプロファイルは良好であった。 なお、 PIK3CA/AKT1/PTEN変異を有しない患者についてはさらなる検討が必要である」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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