HOKUTO通信
3日前
先生の専門領域で専門医の資格は必要ですか――?今回は、 HOKUTO編集部によるアンケート結果をご紹介します。
アンケートは2025年1~2月、 医師会員にHOKUTOアプリ上で行い、 2732人の医師から回答を得ました。
専門医資格を取得するメリット・デメリットを改めて見ておきましょう。 以下が主なメリットに挙げられます。
一方、 主なデメリットは以下です。
ではアンケート結果をご紹介します。 「基本領域もサブスペシャリティ領域も必要」 と回答した医師は全体の56%でした。 「基本領域は必要だが、 サブスペ領域は不要」 が26%、 「基本領域もサブスペ領域も不要」 が14%でした。
次に、 年代別で分類すると、 「基本領域もサブスペ領域も必要」 と回答した割合が最も高かったのは40代でした。
下のグラフからは、 年代が上がるにつれて 「必要」 の認識が高まり、 40代をピークとして、 50代以降は緩やかに低下傾向にあることが伺えます。 20代では、 「基本領域もサブスペ領域も必要」 との回答が50%を下回りました。
最後に診療科別で分類しました。 内科系で 「基本領域もサブスペ領域も不要」 と答えた割合が最も高かったのは一般内科で、 約3人に1人 (34%) に上りました。 腫瘍内科では、 「両方必要」 との回答が9割超に達しました。
外科系で 「両方とも不要」 と答えた割合が最も高かったのは一般外科 (約23%) でした。 形成外科では 「基本は必要だが、 サブスペは不要」 との回答が6割近くを占めました。
その他の診療科では 「両方とも不要」 と答えた割合が高かったのは、 産業医 (37%) や緩和ケア科 (33%)、 精神科 (31%) でした。
これから専門医資格を取得する研修医は、 回答が割れる結果となりました。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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