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2時間前

Levin-Iainaらは、 KDIGO検査基準を満たす成人CKD患者64万217例を対象に未診断CKDと予後の関連を全国規模の住民ベースコホート研究で検討した。 その結果、 CKD患者の56%は未診断であり、 未診断群では1年死亡率が診断群の約2倍 (8.0% vs 4.1%) であった。 研究結果はJ Am Soc Nephrol誌に発表された。
電子カルテ上の診断コードのみを用いたため、 実際にはCKDと認識されていても診断コードが登録されていない症例を区別できず、 誤分類が生じた可能性があります。
CKDは世界的な公衆衛生上の課題でありながら、 日常診療における過少診断が依然として広く存在し、 早期介入の機会が失われている。 しかし、 大規模かつ全国的な集団において診断の見落としが有害アウトカムと関連するというエビデンスは限られている。
本研究は2000年から2023年にかけて、 KDIGOの検査基準*を満たす64万217例を組み入れた全国規模の住民ベースコホート研究である。 CKDの過少診断は、 電子カルテ上の診断記載の欠如と定義した。
主要評価項目は全死亡またはKRT (腎代替療法) の複合とした。 副次評価項目は1年死亡率、 ならびに全死亡・KRT・主要心血管イベントまでの時間であった。 関連は糖尿病の有無で層別した多変量Cox比例ハザードモデルで評価し、 傾向スコアマッチングによる感度解析も追加した。
64万217例のうち35万9,805例 (56%) が診断記載がなかった。 未診断の患者は若年で女性が多く、 マイノリティ集団の割合が高かった。
CKDの診断欠如は、 死亡またはKRTまでの期間が短いことと関連した (HR 1.10 [95%CI 1.09-1.11])。
1年死亡率は、 ベースラインの病勢がより軽度であったにもかかわらず、未診断CKD群でより高かった。
1年死亡率
なお、 腎保護薬・心保護薬の使用は、 未診断CKD群で有意に低かった。
SGLT2阻害薬による治療は死亡・腎不全・心血管イベントの低リスクと独立して関連し、 糖尿病群・非糖尿病群のいずれのサブグループでも一貫して保護的な関連を示した。
著者らは、 「この実臨床に基づく全国規模のCKDコホートにおいて過少診断は一般的であり、 早期死亡・腎不全・心血管疾患の罹患と関連していた。 SGLT2阻害薬はより良好な心血管および腎の健康アウトカムと一貫して関連していた」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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