海外ジャーナルクラブ
7ヶ月前

Celsaらは、 切除不能または進行性肝細胞癌 (HCC) の患者を対象に、 全身療法における生存期間と健康関連QOL (HR-QoL) の統合的評価をネットワークメタ解析で検討した。 その結果、 アテゾリズマブ+ベバシズマブ併用療法が他の治療法と比較して、 QOL維持と生存利益の両面で最も優れていることが明らかとなった。 本研究はJAMA Oncol誌において発表された。
JAMA特有のMeaningには、 アテゾリズマブ+ベバシズマブ併用療法が、 患者中心の治療選択を可能にする治療戦略であることを意味していますとの記載があります。
【肝細胞癌】Atzo+BevとDur+Trem、 どの症例に何を使う?
進行HCCの1次治療として、 複数のチロシンキナーゼ阻害薬や免疫療法の併用療法が承認されている。 従来は生存期間延長が主な評価指標であったが、 患者中心の治療選択にはQOLの維持が不可欠であり、 治療間の比較検討は十分に行われていなかった。
進行HCCの1次治療として、 チロシンキナーゼ阻害薬単剤療法と免疫チェックポイント阻害薬ベースの治療を比較し、 HR-QoLの悪化を報告した第III相無作為化比較試験を対象とした。 主要評価項目はHR-QoLの悪化までの時間で、 EORTC QLQ-C30およびHCC18を使用し評価した。
RCT9件より、 6425例が解析対象となった。 SUCRA解析により、 抗PD-L1抗体アテゾリズマブ+抗VEGF抗体ベバシズマブは以下の項目で最も高いQOL維持効果を示した。
HR-QoLとOSを統合評価した結果、 アテゾリズマブ+ベバシズマブは全項目において他の治療法を上回った。
著者らは、 「アテゾリズマブ+ベバシズマブの併用療法は、 切除不能または進行性HCCにおいて、 QOLの維持とOS利益の両面で最も優れた治療選択肢である」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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