医療の最前線から
9時間前

世界の注目総説論文を紹介する 「医療の最前線から」。 今回は、 2026年10月のBMJ誌に掲載された 「ヘリコバクター・ピロリ感染症」 に関する総説を取り上げます。 ヘリコバクター・ピロリは世界の成人の約4割が感染し、 多くは無症状で主に家族内で伝播します。 本総説では、 各国ガイドラインの推奨を基に、 検査対象と検査法、 耐性を踏まえた除菌レジメン、 家族単位の治療までプライマリ・ケア向けに整理されています。
❶ 感染小児の 「17.2%」 に前癌病変を認める
❷ 小児は 「消化性潰瘍・びらんや胃癌の一親等家族歴」 があれば検査推奨
❸ 尿素呼気試験の前は 「PPI 2週・抗菌薬1ヵ月」 の休薬を患者に指導
❹ 血清抗体検査は 「除菌後の判定に不適」
❺ 感染者の同居家族も検査し陽性なら治療する 「家族単位治療」 が登場
❻ 感染確定例は全員除菌を提案し、 可能なら 「薬剤感受性検査」 も実施
❼ 地域の除菌率が>85%なら 「PPI+抗菌薬2剤」 の3剤療法を選択
❽ ビスマス4剤療法の代替として 「高用量2剤療法」 も複数指針が推奨
❾ 除菌は治療終了 「4~8週後」 の尿素呼気試験か便中抗原で確認できる
❿ 成人の除菌後の年間再発率は 「4.3%」 と稀で、 毎年の検査は不要
原著論文で詳細を確認する

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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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