海外ジャーナルクラブ
2ヶ月前
アトピー性皮膚炎の頭頸部病変に対するIL-13モノクローナル抗体トラロキヌマブの長期投与の効果をECZTRA 1・2試験および長期延長試験ECZTENDの事後解析で検討した。 その結果、 頭頸部のEASIスコアが1以下の患者は、 治療開始前の12.2%から152週時点で87.2%に増加し、 他の部位と同等の改善が示された。 頭頸部のEASIとDLQIに中等度の相関 (ρ=0.47) があり、 特に皮膚の不快感 (ρ=0.43) や外見に対する羞恥 (ρ=0.40) との関連が強かった。
頭頸部のEASIスコアの改善が特に皮膚の不快感や外見に対する意識・恥ずかしさなどの面で、 患者のQOLの改善と関連している点が素晴らしいです。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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