海外ジャーナルクラブ
8ヶ月前

Figueroaらは、 手術前夜に酸素飽和度測定 (OXY) を受けたI / II期の非小細胞肺癌 (NSCLC) 患者を対象に、 間欠的低酸素血症 (IH) や夜間低酸素血症 (NH) が根治的治療後の早期再発または死亡に及ぼす影響を後ろ向きコホート研究で検討した。 その結果、 IHおよびNHがNSCLCの早期再発と死亡の予測因子である可能性が示された。 本研究はRespir Med誌において発表された。
BMI、 喫煙歴、 飲酒歴、 閉塞性睡眠時無呼吸症候群 (OSA) の重症度など、 重要な交絡因子のデータが収集されていなかった点がlimitationです。
複数の研究で、 IH、 NH、 およびOSAが悪性腫瘍リスクの増加と関連していることが示されている。
そこで本研究では、 根治的治療後のNSCLCにおいて、 IHまたはNHが早期再発または死亡に及ぼす影響を後ろ向きコホート研究で検討した。
根治的手術の前夜にOXYを受けたI / II期のNSCLC患者559例 (女性52%) が、 IHの4%酸素飽和度低下指数 (ODI) *に基づき、 以下の2群に分類された。
主な評価項目は癌特異的再発、 再発または死亡の複合アウトカムであった。 イベント発生率はKaplan-Meier法および累積発生率推定で算出し、 Coxモデルを用いて曝露と複合アウトカムの関連を評価した。
追跡期間中央値2年において、 107例 (19%) で再発、 17例 (3%) で死亡が報告された。
高度IH群は軽度IH群と比べて再発または死亡リスクの有意な増加と関連していた (調整HR 6.71 [95%CI 4.61-9.78]、 p<0.001)。
その他の低酸素血症関連の指標 (SpO2<89%の時間、 酸素飽和度低下イベントの時間など) も同リスクの増加と関連していた。 一方で、 最低SpO2値が高いほど同リスクは低下した。
著者らは 「IHおよびNHが、 NSCLCの早期再発と死亡の強力なリスク因子である可能性が示された。 観察された強い関連性は、 OSAに関連する可能性が高いIHおよびNHのマーカーが独立した予測因子として機能する可能性を示唆している。 これらの結果を検証し、 予防的治療を探索するためには、 因果関係を明らかにするさらなる研究が必要である」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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