HOKUTO編集部
1ヶ月前
2025年2月13~15日に米国・サンフランシスコで開催された「米国臨床腫瘍学会 泌尿器癌シンポジウム (ASCO GU 2025) 」の注目演題ハイライト記事を掲載いたします。
米国臨床腫瘍学会泌尿器癌シンポジウム (ASCO GU 2025) が2月13~15日に米・サンフランシスコで開催され、 1日目は前立腺癌を中心とした演題が発表されました。本稿では、 Rapid oral abstractで発表された第Ⅱ/Ⅲ相試験GROUQ-PCS9とEZH2阻害薬mevrometostat +ENZA併用療法の第Ⅰ相試験に関して、 がん研有明病院総合腫瘍科部長の三浦裕司先生にご解説いただきました。 (詳細をみる)
転移性去勢抵抗性前立腺癌 (mCRPC) に対する1次治療としてのPARP阻害薬タラゾパリブ(TLZ) +エンザルタミド (ENZ) 併用療法の有効性と安全性を、 プラセボ+エンザルタミドを対照に検討した第Ⅲ相プラセボ対照二重盲検無作為化比較試験TALAPRO-2。 ASCO GU 2025では同試験のコホート1、 コホート2のOS最終解析結果がそれぞれ報告されました。同試験に関して、 がん研有明病院総合腫瘍科部長の三浦裕司先生にご解説いただきました。 (詳細をみる)
高リスクの転移性去勢抵抗性前立腺癌 (mCRPC) を対象に、 1次治療としての177Lu-PSMA-617+エンザルタミド併用療法の有効性と安全性について、 エンザルタミド単剤療法を対照に評価した第II相無作為化比較試験ENZA-pの長期観察の結果、 OSの有意な改善を認め、 HRQLも向上した。 オーストラリア・St. Vincent’s HospitalのLouise Emmett氏が発表した。 本試験はLancet Oncol. 2025年2月13日オンライン版に同時掲載された。 (詳細をみる)
転移性去勢抵抗性前立腺癌 (mCRPC) に対する1次治療としてのPARP阻害薬タラゾパリブ(TLZ) +エンザルタミド (ENZ) 併用療法の有効性と安全性をプラセボ+エンザルタミドを対照に検討した第Ⅲ相プラセボ対照二重盲検無作為化比較試験TALAPRO-2。 同試験のOS最終解析結果が報告され、 HRR遺伝子変異の有無に関わらないコホート1において、 OSの有意な改善が認められた。 米・Huntsman Cancer InstituteのNeeraj Agarwal氏が発表した。 (詳細をみる)
オリゴ転移を有する去勢抵抗性前立腺癌 (omCRPC) を対象に、 エンザルタミド+アンドロゲン除去療法 (ADT) への体幹部定位放射線治療 (SBRT) の併用効果を検証した第Ⅱ相無作為化比較試験GROUQ-PCS 9の結果より、 rPFSが有意に改善した。 カナダ・McGill UniversityのTamim Niazi氏が発表した。 (詳細をみる)
未治療の局所進行または転移性尿路上皮癌 (la/mUC) に対する抗Nectin-4標的抗体薬物複合体エンホルツマブ ベドチン (EV) +抗PD-1抗体ペムブロリズマブ (EV+P) 併用療法の有効性を、 プラチナベースの化学療法 (PBC) を対照に検証した第Ⅲ相国際共同非盲検無作為化比較試験EV-302の最新解析結果より、 追跡期間延長後 (中央値2.5年) も引き続きPFSおよびOSの有意な改善が示された。 英・Barts Cancer CentreのThomas B. Powles氏が発表した。 (詳細をみる)
シスプラチン適格の筋層浸潤膀胱癌 (MIBC) における抗PD-L1抗体デュルバルマブ+化学療法による術前療法およびデュルバルマブ術後投与の有効性について、 術前化学療法単独を対照に検証した第Ⅲ相国際共同オープンラベル無作為化比較試験NIAGARA長期成績の探索的事後解析の結果、 MFSが有意に改善し、 膀胱癌死亡リスクも低減した。 米・Icahn School of Medicine at Mount SinaiのMatthew D. Galsky氏が発表した。 (詳細をみる)
米国臨床腫瘍学会泌尿器癌シンポジウム (ASCO GU 2025) が2月13~15日に米・サンフランシスコで開催され、 2日目は尿路上皮癌を中心とした演題が発表されました。その中でも注目度の高い、 Check Mate 274試験とNIAGARA試験に関して、 がん研有明病院総合腫瘍科部長の三浦裕司先生にご解説いただきました。 (詳細をみる)
腫瘍マーカー陰性の臨床病期IIAまたはIIBのセミノーマ (精上皮腫) に対する神経温存後腹膜リンパ節郭清 (nsRPLND) の腫瘍学的および機能的有効性を検証した第Ⅱ相前向きコホート単群試験COTRIMSの最終解析結果より、 約3年の長期追跡調査後もnsRPLNDは手術合併症の発生頻度が少なく、 再発率も低いことが示された。 ドイツ・University Hospital CologneのAxel Heidenreich氏が発表した。 (詳細をみる)
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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