海外ジャーナルクラブ
2年前

SmitらはHER2過剰発現の非小細胞肺癌 (NSCLC) を対象に、 抗体薬物複合体トラスツズマブ デルクステカン (T-DXd) の抗腫瘍活性と安全性について第Ⅱ相多施設共同非盲検試験 (DESTINY-Lung01) で検討。 その結果、 HER2過剰発現NSCLCにおいて、 T-DXdが新たな治療選択肢となり得ることが示唆された。 この研究はLancet Oncolに発表された。
49例と少ない患者数ですが、 それを利用して全患者を1つの図として図2のA、 Bで綺麗に表しており、 参考になります。

DESTINY-Lung01では、 HER2過剰発現またはHER2変異のある切除不能または転移性NSCLC患者を対象として、 T-DXdの抗腫瘍活性と安全性について評価した。 HER変異コホート (コホート2) の結果は報告済みであり、 今回はHER2過剰発現NSCLC患者のコホート (コホート1) を対象とした主要解析の結果を報告する。
18歳以上の切除不能または転移性の非扁平上皮NSCLC患者 : 90例
患者を以下の群に1 : 1の割合で割り付けた。
主要評価項目
ORR
副次評価項目
DOR中央値
PFS中央値
OS中央値
最も多く認められたGrade 3以上の有害事象
好中球減少症
肺炎
疲労
病勢進行
治療関連のGrade3以上の有害事象発現率
治療関連の重篤な有害事象の発現率
死亡に至った有害事象
著者らは 「既存の治療選択肢の抗腫瘍活性が低いことを考慮すると、 T-DXdはHER2過剰発現NSCLCのアンメットニーズを満たす可能性がある」 と述べている。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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