海外ジャーナルクラブ
8日前

Stoneらは、 再燃を認めたリウマチ性多発筋痛症の患者を対象に、 抗IL-17A抗体セクキヌマブ併用と24週のグルココルチコイド漸減を併用する治療について、 国際多施設共同第Ⅲ相二重盲検プラセボ対照無作為化比較試験 (REPLENISH) で検討した。 その結果、 52週時の持続寛解率はプラセボ群より有意に高く、 年間累積グルココルチコイド量も少なかった。 本試験結果はNEJMで報告された。
セクキヌマブ群では鼻咽頭炎・過敏反応・尿路感染・真菌感染がプラセボ群より多く認められたため、 感染症リスクを含む長期安全性の評価が必要です。
【REPLENISH】再燃リウマチ性多発筋痛症、 セクキヌマブ併用で持続寛解率が約2倍に
リウマチ性多発筋痛症は肩や股関節の疼痛・こわばりを特徴とする一般的な炎症性疾患である。 グルココルチコイドが第1選択だが、 再発やステロイド関連毒性が多く、 有効な代替治療が求められる。 セクキヌマブはインターロイキン17Aを選択的に阻害する完全ヒト型モノクローナル抗体である。
本試験では、 最近再燃を認めたリウマチ性多発筋痛症患者381例を、 セクキヌマブ300mg群、 同150mg群、 プラセボ群の3群に1:1:1で無作為化し、 52週間投与した。 なお、 全群でプレドニゾンを24週かけて漸減併用した。
主要評価項目は52週時の持続寛解 (12週から52週まで持続した寛解)、 副次評価項目は年間累積グルココルチコイド量とした。
52週時の持続寛解は、 SEC-300群41.2% (95%CI 32.8-49.7)、 SEC-150群40.6% (95%CI 32.2-49.0)、 プラセボ群20.4% (95%CI 13.6-27.2) で認められた (各セクキヌマブ用量 vs プラセボでp<0.001)。
調整後の年間平均累積グルココルチコイド量はSEC-300群1603.7mg、 SEC-150群1683.2mg、 プラセボ群2093.0mgであった。
重篤有害事象 (AE) は、 SEC-300群13.5%、 SEC-150群15.9%、 プラセボ群14.2%に発現した。 鼻咽頭炎・過敏反応・尿路感染・真菌感染・背部痛はセクキヌマブ群でプラセボ群より多かった。
著者らは、 「再燃リウマチ性多発筋痛症患者において、 セクキヌマブ+24週グルココルチコイド漸減は、 漸減単独に比べ寛解患者の割合が高く累積グルココルチコイド量が低かった」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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