HOKUTO編集部
7日前
2025年4月25~30日に米国・シカゴで開催された「米国癌研究協会 (AACR 2025) 」の注目演題ハイライト記事を掲載いたします。
PD-L1高発現の局所進行または転移性NSCLCの1次治療における抗TIGIT抗体tiragolumab+抗PD-L1抗体アテゾリズマブ併用療法の有効性および安全性について、アテゾリズマブ単剤療法を対照に検証した第Ⅲ相プラセボ対照二重盲検無作為化比較試験SKYSCRAPER-01の最終解析結果より、 OS・PFSの有意な改善は認められなかった。スイス・Centre Hospitalier Universitaire VaudoisのSolange Peters氏が発表した。 (詳細をみる)
前治療歴のあるHER2陽性進行NSCLC患者における、 HER2特異的チロシンキナーゼ阻害剤 (TKI) zongertinibの有効性と安全性について検証した第Ib相試験Beamion LUNG-1の結果より、 チロシンキナーゼドメイン (TKD) 変異を有する患者においてORR71%を達成し、 忍容性も良好であることが示された。 米・University of Texas M.D. Anderson Cancer CenterのJohn V. Heymach氏が発表した。 同詳細はN Engl J Med. 2025年4月28日オンライン版に同時掲載された。(詳細をみる)
進行大腸癌患者に対する抗EGFR抗体投与中に生じるざ瘡様皮疹に対して、 ジェル状の外用BRAF阻害薬LUT014による局所療法の有効性および安全性をプラセボを対照に検証した第Ⅱ相二重盲検無作為化比較試験LUT-02-01の結果から、 LUT014の高用量投与がざ瘡様皮疹を有意に改善した。 米・MD Anderson Cancer CenterのAnisha B. Patel氏が発表した。 (詳細をみる)
再発/難治性 (R/R) の急性骨髄性白血病 (AML) において、 ロジックゲートを組み込んだ既製品 (Off-the-Shelf) のCAR NK細胞製剤SENTI-202の用量設定と安全性を検証した第I相試験SENTI-202-101の中間解析結果より、 複合完全寛解 (cCR) 率は57%と有望な有効性を示し、 忍容性は良好だった。 米・SCRI at TriStar Bone Marrow TransplantのStephen A. Strickland氏が発表した。 (詳細をみる)
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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