海外ジャーナルクラブ
1年前
Peterlinらは、 高リスク骨髄異形成症候群 (MDS) および慢性骨髄単球性白血病 (CMML) 患者を対象に、 シタラビンとダウノルビシンをカプセル化したCPX-351の安全性と有効性を第Ⅱ相臨床試験で検討。 その結果、 CPX-351は有効かつ安全であり、 多くの患者において同種造血幹細胞移植 (HSCT) への橋渡しが可能であることが明らかとなった。 本研究はLancet Haematol誌において発表された。
Single arm研究で、 短期間、 N数少ないというのが本研究のlimitationですのでP3のRCTを期待します。
CPX-351は、 二次性急性骨髄性白血病において、 古典的な3+7療法よりも高い有効性を示した。
導入療法後の全奏効率
52% (31例中16例) の患者が少なくとも1サイクルの地固め療法を受けた。
97% (31例中30例) の患者がHSCTの適応とされ、 94% (31例中29例) がHSCTを受けた。
最も発現が多かったグレード3~4の有害事象
重篤な有害事象
治療関連死
CPX-351は高リスクのMDSおよびCMMLにおいて有効かつ安全であり、 ほとんどの患者においてHSCTへの橋渡しが可能であると思われる。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。