海外ジャーナルクラブ
4日前

Kendraらは、 切除可能な線維形成性黒色腫患者を対象に、 抗PD-1抗体ペムブロリズマブの術前投与の有効性および安全性を第Ⅱ相SWOG S1512試験のコホートAで評価した。 その結果、 病理学的完全奏効 (pCR) 率は71%と高値を示し、 安全性プロファイルは許容可能であった。 本研究はNat Cancer誌において発表された。
試験開始当時はネオアジュバント免疫療法の病理学的評価基準が確立されていなかったため、 研究独自の評価基準を用いる必要があった点はlimitationです。
末端黒色腫の1次治療で抗PD-1抗体toripalimabがPFS改善
近年、 進行線維形成性黒色腫においてPD-1阻害療法が高い奏効率を示すことが後ろ向き研究で報告されており、 術前投与による全身再発の抑制が期待されている。
そこで第Ⅱ相SWOG S1512試験のコホートAでは、 切除可能な線維形成性黒色腫患者を対象に術前ペムブロリズマブ療法の有効性および安全性を評価した。
切除可能な線維形成性黒色腫患者28例を対象に、 ペムブロリズマブ200mg静脈内投与 (3週間間隔で3回) 後に腫瘍切除術を実施した。 治療前、 治療開始後3~5週時および手術時に採取した組織検体を評価した。
主要評価項目はpCR率、 副次評価項目は臨床的奏効率、 全生存期間 (OS)、 毒性などであった。
pCR率は71% (95%CI 51-87%、 p<0.001) と高値を示し、 主要評価項目を達成した。
Grade3の治療関連有害事象が2例 (7%) に発現した。 追跡期間3年において4例の死亡が報告されたが、 いずれも黒色腫または有害事象に起因するものではなかった。
著者らは 「切除可能な線維形成性黒色腫患者に対するペムブロリズマブの術前投与は、 高いpCR率と許容可能な安全性プロファイルを示した」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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