海外ジャーナルクラブ
2日前

Duanらは、 EGFR変異陽性かつTSG*変異陽性進行非小細胞肺癌 (NSCLC) 患者を対象に、 第3世代EGFRチロシンキナーゼ阻害薬 (EGFR-TKI) aumolertinib+カルボプラチン+ペメトレキセド併用療法の有効性および安全性を、 aumolertinib単剤療法を対照に多施設共同第Ⅲ相非盲検無作為化比較試験ACROSS2で評価した。 その結果、 aumolertinib併用により、 無増悪生存期間 (PFS) が有意に延長した。 本研究はCA Cancer J Clin誌において発表された。
副次評価項目である全生存期間 (OS) はmaturityが4%と低く、 解析はimmatureであるため、 長期追跡による追加検証が必要です。
未治療EGFR+NSCLC脳転移、 高用量新規EGFR阻害薬が有望
第3世代EGFR-TKIは、 EGFR変異陽性進行NSCLCに対する標準的な1次治療である。 一方で、 TSG変異を併存する患者ではそのベネフィットが限定的であり、 治療成績を改善するための強化戦略が求められている。
そこで、 EGFR変異陽性かつTSG変異陽性進行NSCLC患者を対象に、 第3世代EGFR-TKIのaumolertinib+カルボプラチン+ペメトレキセド併用療法とaumolertinib単剤療法を比較評価した初の多施設共同第Ⅲ相無作為化比較試験ACROSS2が実施された。
EGFR変異陽性かつTSG変異陽性進行NSCLC患者126例が以下の2群に1 : 1で無作為に割り付けられた。
主要評価項目はPFSであった。
追跡期間中央値25.3ヵ月におけるPFS中央値は、 併用療法群が19.78ヵ月であり、 単剤療法群の16.53ヵ月と比べて有意に延長した (HR 0.58 [95%CI 0.34-0.97])。
ランドマーク解析における12、 18、 24ヵ月時のPFS率は、 併用療法群および単剤療法群でそれぞれ78.7% vs 65.3%、 67.2% vs 40.8%、 41.0% vs 29.9%であった。
サブグループ解析では、 TP53変異を併存する患者においてPFSベネフィットが示された。
Grade3以上の有害事象が併用療法群の25.9%、 単剤療法群の17.2%に発現した。 薬剤関連の死亡は報告されなかった。
OSデータはimmatureであった (maturity 4%)
著者らは 「ACROSS2試験は、 EGFR変異陽性かつTSG変異陽性NSCLC患者において、 遺伝子型に基づいて化学療法を上乗せした治療強化戦略 (aumolertinib+カルボプラチン+ペメトレキセド併用療法) を支持する初の前向きエビデンスを示した」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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