2023年3月に『がん免疫療法ガイドライン 第3版』(日本臨床腫瘍学会編) が改訂され､ 免疫チェックポイント阻害薬を用いた治療も新たな展開を迎えています｡ それに伴い､ irAEに関する話題への注目度も高くなっており､ 国内外で多くの研究が発表されています｡ そこで､ 海外で発表された論文､ HOKUTO内で連載されたirAE関連コンテンツをまとめました｡ 臨床にお役立ていただけますと幸いです｡ 

がん免疫療法ガイドライン第3版

ガイドライン４年ぶりに改訂､ 要点は？

2023年3月に開催された第20回日本臨床腫瘍学会では､ 岡山大学病院ゲノム医療総合推進センター／同大学病院呼吸器・アレルギー内科・二宮貴一朗氏が､ 改訂点を紹介 >> 続きを読む

irAEガイドシリーズ

irAE逆引きマニュアル

野口哲男先生 (市立長浜病院呼吸器内科)

irAE 総論

赤松弘朗先生 (和歌山県立医科大学附属病院)

肺臓炎のマネジメント

赤松弘朗先生 (和歌山県立医科大学附属病院)

腸炎のマネジメント

川上尚人先生 (近畿大学医学部腫瘍内科)

甲状腺機能異常のマネジメント

山内一郎先生 (京都大学医学部附属病院)

下垂体機能異常のマネジメント

山内一郎先生 (京都大学医学部附属病院)

1型糖尿病のマネジメント

山内一郎先生(京都大学医学部附属病院)

ステロイド不応性irAE

宮脇英里子先生 (公益財団法人がん研究会 有明病院先端医療開発科) ほか

インフュージョンリアクション

宮脇英里子先生 (公益財団法人がん研究会 有明病院先端医療開発科) ほか

サイトカイン放出症候群

宮脇英里子先生 (公益財団法人がん研究会 有明病院先端医療開発科) ほか

実臨床で難渋するirAEシリーズ

肝炎 (横山和樹先生)

国立がん研究センター中央病院 頭頸部･食道内科

肺炎 (白石和寛先生)

国立がん研究センター中央病院 頭頸部･食道内科

1型糖尿病 (小倉望先生)

小倉望先生 (国立がん研究センター中央病院)

副腎不全 (小倉望先生)

国立がん研究センター中央病院

サイトカイン放出症候群 (古田光寛先生)

神奈川県立がんセンター 消化器内科医長

筋炎 (山本一将先生)

虎の門病院 臨床腫瘍科

irAE関連の最新海外論文

間質性肺炎合併肺癌へのICI､ 安全性･有効性

ERJ Open Res. 2024 Mar 4;10(2):00981-2023. PMID: 38444654

ICI関連の精神科的有害事象の発生は2.71％

EClinicalMedicine. 2023 Apr 21:59:101967. PMID: 37131541

周術期固形癌へのICI追加による副作用リスク

Lancet Oncol. 2024 Jan;25(1):62-75. PMID: 38012893

ICI心筋炎は､ AST､ALT､CK値の変化と関連

JACC CardioOncol. 2022 Dec 20;4(5):689-700. PMID: 36636441

ニボルマブ単剤､ 肥満がirAE発生と関連

JAMA Oncol. 2023 Jan 1;9(1):102-111. PMID: 36480191

カレントテラピー irAE特集

irAEによる腎障害 ~メカニズムとその対応~

信岡賢彦先生 (信州大 医学部附属病院腎臓内科)

irAE内分泌障害 ~下垂体､副腎､甲状腺~

蔭山和則先生 (弘前大 医学部附属病院内分泌内科診療教授)

irAE副作用の予測

毛利篤人先生(埼玉医科大 医学部国際医療センタ-呼吸器内科)

腸内細菌叢とirAE

小田倉里奈先生 (順天堂大 大学院医学研究科消化器内科学)

irAE心筋炎

中込祐紀先生 (茨城県立中央病院循環器内科) ほか

irAE発生のメカニズム

菊池美佑先生 (東京大医学部附属病院免疫細胞治療学講座)

irAE肝障害

水腰英四郎先生(金沢大附属病院先端医療開発センター特任教授)