【Lancet】全身性アミロイドーシス 総説 「何が分かる?」
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医療の最前線から

3日前

【Lancet】全身性アミロイドーシス 総説 「何が分かる?」

【Lancet】全身性アミロイドーシス 総説 「何が分かる?」
世界の注目総説論文を紹介する 「医療の最前線から」。 今回は、 2026年のLancet誌に掲載された全身性アミロイドーシス (AL・ATTR) の治療進歩に関する総説を取り上げます。 かつて有効な治療のなかった本症は、 2018年以降にATTRを対象とする6つの新薬が承認され、 ALでもダラツムマブ併用療法 (DaraCyBorD) が標準化しました。 診断から最新治療まで体系的に整理されていますので、 ぜひご一読ください。

この論文で学べる13の要点

❶全身性アミロイドーシス「約95%」はAL/ATTR

 AL=免疫グロブリン軽鎖型 ATTR=トランスサイレチン型

❷心病変が予後を決め「早期診断」が必須

 個々のレッドフラッグの感度は低く複数所見の集簇で精査へ

❸両側手根管症候群は心病変に「5~10年先行」

 ATTRに多いが心シンチ開始時期・頻度・有用性は未確立

❹高FLC MGUS等は「年1回以上」臓器マーカー監視

 NT-proBNP等。 形質細胞疾患の無症候例の約1%でALを検出

❺心アミロイドーシス疑いはまず「形質細胞疾患」評価

 ATTRの23%で単クローン蛋白陽性、 陽性なら生検で型判定

❻ATTR心筋症は骨シンチ陽性で「非侵襲診断」

 単クローン陰性かつPerugini 2~3陽性が前提

❼病期I~IIIa AL初回治療は「DaraCyBorD療法」

 78%がVGPR以上を達成

❽初発ALのDaraCyBorD「2サイクルでCR」目標

 著者らの推奨。 未達なら第3サイクルまでに治療変更

❾t(11;14)陽性ALでCR未達は「ベネトクラクス」ベース

 DaraCyBorD2サイクルで血液学的CR未達なら著者らは優先

❿ATTR心筋症への「タファミジス」で全死亡減

 TTR安定化薬。 対プラセボ30ヵ月で全死亡13ポイント減

⓫ATTR心筋症への「アコラミジス」で転帰改善

 TTR安定化薬。 対プラセボで全死亡等の階層的複合評価改善

⓬ATTR心筋症への「ブトリシラン」で転帰改善

 遺伝子サイレンサー。対プラセボで全死亡等の複合EP改善

⓭心不全管理は「利尿薬」で前負荷を慎重に軽減

 β遮断薬は陰性変力・変時作用で忍容性が不良

原著論文で詳細を確認する

Systemic light chain and transthyretin amyloidosis-treatment advancements and future directions. Lancet. 2026 Jul 8. :S0140-6736(26)00302-8.

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【Lancet】全身性アミロイドーシス 総説 「何が分かる?」

Q. ALアミロイドーシスの一次治療は?

Q. ATTR心アミロイドーシスの治療薬は?

Q. タファミジスとアコラミジスの違いは?

Q. アミロイドーシスを疑う所見は?

Q. t(11;14)陽性ALの治療は?

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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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