インタビュー
5日前

兵庫医科大学病院 (兵庫県西宮市) は、 大阪・神戸から好アクセスな立地にあり、 和気あいあいとした雰囲気が魅力の大学病院です。 2026年9月には新病院棟が開院予定で、 研修環境のさらなる進化も期待されています。
今回は、 今年4月に新しく卒後臨床研修センター長に就任した竹田健太先生に、 研修の特徴や教育体制について話を伺いました。
――研修プログラムの特徴を教えてください。
「5種類の研修プログラムを用意していますが、 最近は協力型研修病院・大学プログラム (たすきがけプログラム) を強化しています。 大学病院は専門性の高い症例や疾患に触れることがありますので、 1年目は協力 (市中) 病院で多くの実践を経験し臨床能力を身につけ、 2年目に当院で専門性を深める設計にしています。 それが両方のいいとこどり研修として、 今の学生には大変人気です」

――研修医が多いですが、 手技の機会は確保できますか?
「大学病院ですので、 19領域+αの診療科と細かく分かれており、 同時期に多くの研修医が同じ科に集まることはありません。 意欲があれば十分に経験できる機会を確保しています」
――地域医療の研修について教えてください。
「地域医療の研修では、 近隣の協力病院も多くありますが、 離島の協力病院での研修も選択可能です。 離島での研修は人気で、 今年も十数名が研修に行きます。 奄美大島などの離島での研修はヘリ搬送での対応など貴重な経験ができます」


――研修医のサポートではどんな体制や制度があるか教えてください。
「社会人1年となる研修医は不安や悩みなどを抱えています。 2年目研修医がメンター役として、 複数人のグループでサポートできる仕組みを整えました」
「さらに、 2年目の研修医も含め、 将来やプライベートの悩みについて、 研修医に関係する医師がメンター役となって相談できる体制も作りました。 女性の医師や精神科の医師もメンター役としてなっており、 さまざまな相談がしやすい環境となっています」
――指導医や上級医と研修医の関係性について教えてください。
「指導医や上級医と研修医の関係は良好で、 日常的に教える文化が根付いています。 毎年、 7年目医師の臨床指導医資格取得に向け、 5年目以降の医師対象に臨床指導医養成講習会を当院主催で開催しています。 毎年多くの先生が指導医となっており、 教える意識が自然と受け継がれているのではと思います」

――立地の魅力について教えてください。
「大阪・神戸から通いやすく、 それぞれの生活スタイルに合った合った働き方ができます。 甲子園球場も徒歩圏で、 病棟からナイターの光が見えます」

――新病院棟について教えてください。
「最新の設備が入りさらに高度で専門的な診療・研修ができるほか、 職員食堂 「むこキッチン」 (武庫川が臨める眺めのいい7F東側) や医大モール (1-2Fにコンビニ・レストランなどアメニティ施設を集約) も新設されます。 研修医同士や多職種との情報交換の場としても活用でき、 研修内容や研修環境もより充実すると思います」

――出身大学の傾向や、 研修医の雰囲気を教えてください。
「昨年の採用試験は54人の枠に対して200人ほどの応募がありました。 自学出身が40%弱で、 他学出身が60%ほど。 他大学出身の研修医も多いですが、 分け隔てなく和気あいあいとしています」
――病院全体の雰囲気はいかがですか。
「兵庫医科大学病院はチーム医療が強みです。 呼吸ケアチーム、 緩和ケアチーム、 感染対策チームなど、 医師、 看護師、 薬剤師やリハビリ技師などが連携し、 患者さんやご家族にアプローチしています。 大学病院にありがちな堅さはありませんね」

――医学生へのメッセージをお願いします。
「医師国家試験を乗り越えたその先、 兵庫医科大学病院は自分が目指す医師像に向かう2年間を支えたいと思っています。 当院のプログラムは専門性と総合力の両方を身につけたい方に適した環境で研修を行えるプログラムとなっています」
「大学病院の強みとして、 多くの診療科があり、 どの診療科を志望しても専門への橋渡しができます。 心意気を持っている学生は是非、 兵庫医科大学病院も候補の一つにいれてもらえたら幸いです」
「私自身は集中治療を専門にしていますが、 外科・内科を問わず、 病態を多方面から診ることを大切にしてきました。 研修医の時くらいしか様々な診療科で研修することはないと思います。 志望する診療科以外にも関心を持ち、 最終的な専門性へつなげてほしいと考えています」

▶兵庫医科大学病院 ホームページ
▶同病院 初期臨床研修医募集ページ ホームページ
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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