研修科は自分で組み立て!日鋼記念病院のフレキシブルローテ
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3ヶ月前

研修科は自分で組み立て!日鋼記念病院のフレキシブルローテ

研修科は自分で組み立て!日鋼記念病院のフレキシブルローテ
日鋼記念病院 (北海道室蘭市) は、 研修する診療科を毎月自分で選ぶ 「フレキシブルローテート」 が特徴です。 病院から徒歩1分の研修医宿舎は、 サウナ併設の大浴場や多目的ホールなどが完備されており、 研修医の憩いの場となっています。 今回は臨床研修プログラム責任者で消化器センター長の横山和典先生に研修の特徴などを聞きました。

病院の概要

ーー病院の特徴は

横山先生 「地方都市の中規模総合病院ですが、 人口減少に伴って常勤医不足も深刻さを増しています。 都市圏にあるハイボリュームセンターのように症例が豊富というわけではありません。 一方、 高齢患者も多い地域なので、 一つの診療科で完結することはほとんどなく、 自分の専門領域以外の症例にも幅広く対応する必要があります」

研修の特徴

診療科は毎月自分で決める

ーー「フレキシブルローテート」について

横山先生 「研修する診療科は、 毎月のミーティングで、 研修医自身が選びます。 もちろん必修は満たしてもらいますが、 全診療科を1年次から選択できます。 希望すれば同じ診療科で何度も研修することも可能です」

研修科は自分で組み立て!日鋼記念病院のフレキシブルローテ
1年次に年4回開催している縫合トレーニング (講師は外科医)

「同期と話し合いなどを重ね、 試行錯誤しながら診療科を決める過程で、 自分の特性を知り、 キャリア形成にも結びつくと考えています。 実際、 研修中に志望科が変わるケースも多いです」

マンツーマンで手技指導、 内視鏡は2ヶ月100件

「研修医が少ない (2024年度の募集定員は6人) 分、 基本的には上級医からマンツーマンで手技指導が受けられます。 研修医も重要な戦力として扱われ、 どんどん手技を任されます。 例えば、 消化器内科では2ヶ月で内視鏡100件という目標を掲げています」

生活環境

鍋パ、 サウナ、 筋トレも

ーー研修医宿舎がある

研修科は自分で組み立て!日鋼記念病院のフレキシブルローテ
研修医室のエントランス

横山先生「病院の正面玄関から徒歩1分と近いです。 一階にある多目的ホールでは、 研修医が卓球をしたり鍋パーティーをしたりして交流しています。 筋トレグッズもあります。 サウナ付きの大浴場では、 当直明けなどに調子を整えられます」

研修科は自分で組み立て!日鋼記念病院のフレキシブルローテ
多目的ホール

「研修医の生活環境の充実には力を入れており、 最近では研修医の要望で宅配ボックスを設置しました」

明確な目標がない人こそオススメ

ーー医学生にメッセージを。

横山先生「ハイパーな3次救急病院で研修したいといった意識高い系は別として、 国試などを終えるとはっきりした目標がなくなり、 どういったキャリアを歩むのか、 自身がどんな医師になりたいか、 漠然とした不安を持っている人も多いと思います。 当院のフレキシブルローテートでは、 プログラムを組み立てる中で自分とじっくり向き合うことができます。 明確な目標がない人にこそ、 最適な研修環境です」

「研修医宿舎は実際に宿泊出来るので、 ぜひ見学に来て下さい」

先生のプロフィール

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日鋼記念病院のホームページ

日鋼記念病院の臨床研修医募集ページ

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HOKUTO編集部
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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