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16日前

Schmidtらは、 無作為化比較試験SELECT-GCAにおいてJAK阻害薬ウパダシチニブ 15mg投与下で52週時までに24週以上の持続寛解を達成した巨細胞性動脈炎患者を対象に、 ウパダシチニブ 15mgの継続投与と中止 (プラセボへの切替) の有効性と安全性を比較検討した。 その結果、 52~104週に1回以上の再燃を経験した患者の割合は、 プラセボ切替群の59.5%と比べて、 ウパダシチニブ継続群では7.4%と低かった。 また、 プラセボ切替群と比べてウパダシチニブ継続群ではグルココルチコイドを使用することなく寛解が維持された患者の割合が高く、 グルココルチコイド累積曝露量の中央値も低かった。 試験結果はAnn Rheum Dis誌に発表された。
Clinical outcomes of upadacitinib continuation vs withdrawal in giant cell arteritis through 2 years. Ann Rheum Dis. 2026 Jul 28. Online ahead of print. PMID: 42521523
本試験の第2期で報告されたp値は全て名目上の値であり、 多重性を調整した検証的な検定ではないため、 疾患再燃やグルココルチコイドフリー寛解の群間差の統計学的解釈には制限があります。
【SELECT-GCA】新規発症/再発巨細胞性動脈炎へのウパダシチニブで良好な寛解維持率
SELECT-GCA試験の第1期では、 巨細胞性動脈炎患者に対するウパダシチニブ 15mg/日の投与が、 プラセボと比べて1年時点の寛解率の高さとグルココルチコイド曝露量の減少に関連することが示された。本研究は、 SELECT-GCA試験の第2期において、 寛解後にウパダシチニブを継続した場合と中止した場合の2年時点の臨床アウトカムを評価することを目的とした。
SELECT-GCA試験の第1期 (最初の52週間) では50歳以上の巨細胞性動脈炎患者を経口ウパダシチニブ 15mg群または7.5mg群 (いずれも26週間のグルココルチコイド漸減投与を併用)、 プラセボ群 (52週間のグルココルチコイド漸減投与を併用) に2:1:1で無作為化した。
第2期 (52~104週の再無作為化・二重盲検延長期) では、 52週時までに24週以上連続して寛解を維持していた患者103例を以下の通りウパダシチニブ継続またはプラセボ切替に2:1で再無作為化した。
有効性の評価は52 ~ 104週に実施し、 安全性は2年間について評価した。 報告されたp値はいずれも名目上の値*である。
52週までに24週以上の持続寛解を達成した患者において、 52 ~ 104週に1回以上の再燃を経験した患者の割合は、 プラセボ切替群の59.5%と比べてウパダシチニブ継続群では7.4%と大幅に低かった (p≤0.0001)。
グルココルチコイドを使用することなく寛解が維持された患者の割合は、 プラセボ切替群の31.4%と比べてウパダシチニブ継続群では71.7%と高かった(p≤0.0001)。 グルココルチコイド累積曝露量の中央値はプラセボ切替群の1048mgと比べてウパダシチニブ継続群では0mgと低かった (p≤0.0001)。
安全性はウパダシチニブ継続群とプラセボ切替群で概ね同程度であった。 2年間の追跡期間中に新たに臨床的に重要な安全性シグナルは認められず、 安全性プロファイルはこれまでに確立されているものと一貫していた。
著者らは、 「巨細胞性動脈炎の治療におけるウパダシチニブ 15mgの継続投与のベネフィット・リスクバランスは良好であることを支持するデータが得られた」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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