【NCCN】ホジキンリンパ腫治療のアルゴリズムについて
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HOKUTO編集部

24日前

【NCCN】ホジキンリンパ腫治療のアルゴリズムについて

【NCCN】ホジキンリンパ腫治療のアルゴリズムについて
本コンテンツはNational Comprehensive Cancer Network (NCCN) のガイドラインについて、 専門医の視点からわかりやすい解説を行う企画です。 最新の情報が紹介されておりますので、 ぜひとも臨床の参考としていただければ幸いです。
本稿はNCCNガイドライン Version 3.2024を基に作成しています (閲覧日 : 2024年9月12日)

解説医師

【NCCN】ホジキンリンパ腫治療のアルゴリズムについて

ホジキンリンパ腫の1次治療

ホジキンリンパ腫は中間FDG-PETで治療内容を変更する必要があるなどアルゴリズムが複雑ではあるが、 治療成績をより良くしつつ、 不要な治療を減らして毒性を軽減するという治療戦略の開発に成功している疾患である。

今回の改訂ではBrECADD (ブレンツキシマブベドチン、 エトポシド、 シクロホスファミド、 ドキソルビシン、 ダカルバジン、 デキサメタゾン) 療法とニボルマブ+AVD (ドキソルビシン+ビンブラスチン+ダカルバジン) 療法の2つのレジメンが1次治療に推奨されるレジメンとして記載されるようになっている。 本邦での開発も進むことを期待したい。

治療のアルゴリズム

図1 ホジキンリンパ腫 (stage Ⅲ・Ⅳ) の一次治療
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NCCN Guideline Version 3.2024を基に編集部作成

▼ABVD×2サイクル後にDeauvilleスコアが4~5点であった際の特別な留意事項

Deauvilleスコア4~5点の場合、 異常の程度はかなり多様であり、 今後の治療に影響する可能性がある。 また中間FDG-PETで局所のみが陽性の場合は、 ABVDを継続し、 その後FDG-PETを繰り返すことが適切な可能性がある。

スキャンで陽性が持続する場合は、 生検および/または治療の強化が必要である。 化学療法後のFDG-PETで局所のみが陽性の場合、 生検が妥当でなければ、 地固め放射線療法を考慮する。

Deauvilleスコア5点の場合、 後治療を判断するための生検を行う必要がある。 生検が妥当でなければ、 治療を強化すべきである。

図2 BV+AVDによる治療
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図3 特定の状況で有用なレジメン (本邦未承認)
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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