海外ジャーナルクラブ
28日前
Zhaoらは、 RSウイルス感染症で入院した生後1~24ヵ月の乳幼児患者を対象に、 RSV融合 (F) 蛋白質阻害薬ziresovirの有効性と安全性を第Ⅲ相試験で検討した。 その結果、 投与開始後3日のWang細気管支炎臨床スコアのベースラインからの低下は、 ziresovir群がプラセボに比べ有意に大きかった (-3.4㌽ vs -2.7㌽ 、 差 -0.8㌽、 p=0.002)。 また、 5日目のRSVウイルス量の減少も、 ziresovir群で大きかった (-2.5 log10 コピー/mL vs -1.9 log10 コピー/mL、 差 -0.6 log10 コピー/mL)。 事前に規定したサブグループの解析においても、 同様にスコアの改善が認められた。
本文にはlimitationを2つ記載しています。 1つがvalidationされていないWang気管支炎スコアを用いていること、 もう1つが中国のみで行われた研究であることです。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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