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19時間前

Nagasakaらは、 チロシンキナーゼ阻害薬 (TKI) 未治療のROS1融合遺伝子陽性非小細胞肺癌 (NSCLC) 患者を対象に、 非アンカー型マッチング調整間接比較 (MAIC) を用いて、次世代ROS1阻害薬タレトレクチニブの有効性と安全性を第1世代TKIのクリゾチニブおよびエヌトレクチニブと比較した。 その結果、 タレトレクチニブはクリゾチニブおよびエヌトレクチニブと比べて無増悪生存期間 (PFS) および全生存期間 (OS) の有意な延長に関連していた。 研究結果はLung Cancer誌に発表された。
前治療歴には大きな不均衡があり、 クリゾチニブ試験では87%が1ライン以上、 23%が3ライン以上の全身治療歴を有していました。 エヌトレクチニブ試験でも63%が1ライン以上の全身治療歴を有していたのに対し、 タレトレクチニブ試験では調整前で21%でした。
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タレトレクチニブは、 進行ROS1陽性NSCLCの治療薬として承認された次世代の選択的ROS1チロシンキナーゼ阻害薬 (TKI) である。 これまで、 ROS1 TKI同士を直接比較した試験は実施されていなかったため、 本研究はTKI未治療のROS1陽性NSCLCにおけるタレトレクチニブと第1世代TKIのクリゾチニブおよびエヌトレクチニブの有効性を比較する目的で実施された。
本研究は、 TRUST-I試験およびTRUST-II試験から得られたタレトレクチニブの統合データと、 クリゾチニブおよびエヌトレクチニブの各登録試験の公表データを用いた非アンカー型MAICによる研究である*。 選択したベースライン共変量を用いて両者の患者背景を調整した上で、 独立評価委員会 (IRC) によって確認された客観的奏効 (cORR)、 奏効期間 (DoR)、 PFS、 OSを比較した。
安全性については、 治療関連有害事象 (TRAE) の発現率を試験横断的に記述的に比較した**。
ベースライン共変量の調整後、 タレトレクチニブではクリゾチニブおよびエヌトレクチニブのいずれと比べてもcORRのオッズが有意に高かった。 DoRはエヌトレクチニブと比べてタレトレクチニブで有意に長かった (HR 0.35, 95%CI 0.21-0.60)。
タレトレクチニブにおけるPFSはクリゾチニブとの比較でHR 0.48 (95%CI 0.27-0.88)、 エヌトレクチニブとの比較でHR 0.42 (95%CI 0.27-0.65) であり、 いずれもタレトレクチニブの良好な転帰と関連した。 OSもクリゾチニブとの比較でHR 0.34 (95%CI 0.15-0.77)、 エヌトレクチニブとの比較でHR 0.48 (95%CI 0.27-0.88) であった。 各種感度分析でも同じ方向の結果が得られた。
記述的な安全性比較では、 タレトレクチニブ、 クリゾチニブ、 エヌトレクチニブの間にTRAE発現率の大きな差は認められなかった。
著者らは、 「TKI未治療のROS1陽性NSCLC患者において、 タレトレクチニブはクリゾチニブまたはエヌトレクチニブと比べて奏効および生存のアウトカムがより良好であることに関連していた。 この結果は、 こうした患者集団においてタレトレクチニブが有効な治療選択肢であることを支持するものである」 と述べている。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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