海外ジャーナルクラブ
10ヶ月前

Wuらは、 米国のHIV陰性健康成人33例を対象に、 HIV-1に対する広域中和抗体 (bNAb) N6LSの安全性、 薬物動態および中和活性を第Ⅰ相非盲検用量漸増試験で検討した。 試験では、 N6LSの単回静脈内投与3群 (5mg/kg、 20mg/kg、 40mg/kg)、 単回皮下投与1群 (5mg/kg)、 反復投与2群 (3回、 12週ごとに5mg/kg皮下投与または20mg/kg静脈内投与)、 ENHANZE製剤 (EDP) 併用投与2群 (EDP併用下で5mg/kgまたは20 mg/kgを単回皮下投与) が設けられた。 その結果、 安全性は他のHIV-1 bNAbとほぼ同じであり、 重篤な有害事象は認められなかった。 N6LSの平均血清半減期は48.6日で、 広範かつ強力な中和活性を維持した。 EDPの併用でN6LSのバイオアベイラビリティが高まり、 高用量の皮下投与を安全に実現できる可能性が示唆された。
本研究は約1年間の観察期間が設けられているものの、 さらなる長期的な安全性評価が今後の課題として残されています。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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