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3日前

Arbourらは、 既治療の進行RAS変異非小細胞肺癌 (NSCLC) 患者を対象に、 経口RAS (ON) マルチ選択的阻害薬daraxonrasibを10-400mgを1日1回投与し安全性を主要評価項目とする単群・第Ⅰ・Ⅱ相の用量漸増・拡大試験 (RMC-6236-001) を実施した。 その結果、 300mg以下投与136例では、 全Grade有害事象は99%、 Grade3以上の有害事象は54% (肺炎10%、 下痢9%、 発疹8%、 貧血5%) に発現した。 客観的奏効率は用量帯別に31-37%であった。 試験結果はNEJMに発表された。
第Ⅰ・Ⅱ相の非無作為化試験であり、 特にRAS変異・共変異別の症例数が少ないためサブグループ別の有効性を十分に評価できないこと、 およびdaraxonrasibの耐性機序が未確立であることが主なlimitationです。
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RAS変異は非小細胞肺癌 (NSCLC) で最も高頻度なドライバー遺伝子異常であり約30%に認められる。
daraxonrasib (RMC-6236) は変異型・野生型RASの活性型 (GTP結合型) を標的とする経口RAS (ON) マルチ選択的三元複合体阻害薬だが、 RAS変異NSCLC患者での安全性・有効性は明らかではない。
本試験は第Ⅰ・Ⅱ相の多施設共同用量漸増・拡大試験であり、 既治療の進行RAS変異NSCLC患者を対象にdaraxonrasibを10-400mgで21日サイクル1日1回経口投与した。
主要評価項目は安全性で、 副次評価項目はRECIST v1.1に基づく治験責任医師評価の客観的奏効 (完全奏効/部分奏効)および奏効期間とした。
データカットオフ時点 (2025年7月21日) で、 300mg以下投与を受けた136例が安全性・有効性評価の対象となった。
daraxonrasibを300mg以下で投与した患者の99%に、 原因を問わない有害事象が認められた。 発疹、 下痢、 悪心、 嘔吐、 粘膜炎または口内炎は、 いずれも30%以上に発現した。
Grade 3以上の有害事象は54%に認められ、 主な事象は肺炎 (10%)、 下痢 (9%)、 発疹 (8%)、 貧血 (5%) であった。
Grade 5の有害事象は4件発生した。
客観的奏効率は、 120mg以下投与で31%、 160-220mg投与で34%、 300mg投与で37%であった。
著者らは、 「既治療の転移性RAS変異NSCLC患者にdaraxonrasibを300mg以下投与した結果、 54%にGrade3以上の有害事象が発現し、 30%超で抗腫瘍活性が認められた」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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