HOKUTO編集部
3日前
MSDは11月15日、 9価HPVワクチンである「シルガード®9水性懸濁筋注シリンジ」 (以下 「シルガード®9」 ) について、 男性への接種対象拡大と肛門癌の予防の適応追加について一部変更承認申請を行ったと発表した。
今回、 以下の2点について承認申請が行われた。
現在、 本邦で男性に接種可能なHPVワクチンは4価ワクチンに限られている。 シルガード®9の申請が承認されれば、 男性への9価HPVワクチン接種が可能になる。
なお、 シルガード®9は、 2024年8月時点で90以上の国または地域で男女ともに適応を取得している。 また、 HPVワクチンの接種は、 2024年10月時点で70以上の国または地域で男女ともに推奨されている。
本申請が承認されると、 女性への適応症として肛門癌が追加される。
肛門癌は、 検診などの早期発見のためのスクリーニング方法が確立されていない。 また、 約80~90%にHPV感染が関与しているとの報告がある。 そのためHPVワクチン接種は、 肛門癌ならびに前駆病変予防の有用な手段であると考えられている。
💉薬剤情報
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。