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270日前

Lancet:NSCLC患者への術後アテゾリズマブ投与がDFS改善に有効 (IMpower010試験)

Felip Eらのは、 早期非小細胞肺癌 (NSCLC)の術後補助化学療法後に用いられるアテゾリズマブと支持療法 (BSC) の有効性と安全性を無作為化第III相試験において検討 (IMpower010試験). BSCに比し, アテゾリマブによる治療が無病生存期間 (DFS) を延長させたことを報告した. 本研究はLancet誌上において発表された. 

研究デザイン

  • IB期 (腫瘍径4cm以上) ~IIIA期のNSCLCを完全切除された18歳以上の患者.
  • 白金製剤ベースの術後補助化学療法後に、アテゾリズマブ投与 (495名) またはBSC (495名) 群に1:1の比率で無作為に割り付け.
  • 主要評価項目は治験医師評価によるDFS.

研究結果

  • 腫瘍細胞の1%以上にPD-L1を発現しているステージII-IIIA集団の患者 (HR 0-66 ; 95%CI 0-50-0-88 ; p=0-0039) およびII-IIIA期集団の全患者 (HR ; 0-79 95%CI 0-64-0-96 ; P=0-020) において, BSCに比し, アテゾリマブによる治療のほうがDFSを改善した.
  • IB-IIIA期のITT対象集団ではDFSはHR 0.81 (95%CI 0.67-0.99 ; P=0.040) であった.
  • アテゾリズマブに関連する有害事象として, グレード3-4が495例中53例 (11%), グレード5が495例中4例 (1%) に発生した.

原著論文

Lancet. 2021 Oct 9;398(10308):1344-1357. Adjuvant atezolizumab after adjuvant chemotherapy in resected stage IB-IIIA non-small-cell lung cancer (IMpower010): a randomised, multicentre, open-label, phase 3 trial. PMID: 34555333

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HOKUTO編集部
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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