海外ジャーナルクラブ
22日前

Makhzoum氏らは、 50歳以上の新規発症または再燃の巨細胞性動脈炎 (GCA) 患者におけるグセルクマブの有効性について、 第Ⅱ相二重盲検プラセボ対照無作為化試験で検討した。 その結果、 28週時点のグルココルチコイド (GC) フリー寛解の達成割合に有意を認めなかった。 試験結果はAnn Rheum Dis誌において発表された。
本試験はグセルクマブ群35例・プラセボ群18例と少数例で全例が白人であり、 有効性評価の統計学的検出力や他の人種集団への一般化可能性には制限があるlimitationです。
【Arthritis Rheumatol】グセルクマブ、 TNFα阻害薬不応PsAでACR20 約6割達成
グセルクマブは、 インターロイキン-23 (IL-23) のp19サブユニットを選択的に標的とするモノクローナル抗体であり、 中等症~重症の尋常性乾癬、 活動性乾癬性関節炎、 潰瘍性大腸炎、 クローン病の治療薬として承認されている。
対象は、 50歳以上の新規発症または再燃のGCA患者で、 以下の2群に2:1で割り付けられた。
両群とも背景治療としてGCの投与を受け、 プロトコルで規定されたスケジュールに従い、 26週まで漸減した。 主要評価項目は、 28週時点でのGCフリー寛解の達成率だった。
28週時点でGCフリー寛解を達成した患者の割合は、 グセルクマブ群で40%、 プラセボ群で33%であり、 両群間に有意差は認められなかった(p=0.64)。 GCA再燃を経験、 またはGCA悪化により投与を中止した患者は、 それぞれ31%、 39%であった。
28週までの初回GCA再燃までの期間中央値は、 グセルクマブ群でNE (90%CI 27.7週-NE)、 プラセボ群で29.7週 (同 20.1週-NE) であり、 両群間に有意差は認められなかった (p=0.64)。
60週までに有害事象 (AE) が発現した患者は、 グセルクマブ群97%、 プラセボ群94%であった。 GCA悪化 (それぞれ49%、 56%) を除いて最も多いAEは、 COVID-19感染 (23%、 28%) と頭痛 (17%、 39%) であった。
著者らは、 「主要評価項目であるGCフリー寛解は達成されず、 本試験の結果はGCA治療におけるグセルクマブの使用を支持するものではない」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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