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2ヶ月前

Bradshawらは、 湿疹 (アトピー性皮膚炎、 アトピー性湿疹) への入浴頻度の影響を比較するため、 自己申告で湿疹を有する1歳以上の者を対象としたオンラインでの無作為化比較試験を実施した。 その結果、 湿疹症状を評価するPOEMスコアに、 毎日入浴群と週1回入浴群で差はなかった。 4週間のPOEM平均スコア調整後差は-0.4 (95%CI -1.3~0.4、 p=0.30) であった。 試験結果はBr J Dermatol誌に発表された。
本研究では入浴およびシャワーを 「身体を水に浸して洗浄する方法」 と定義したため、 両者を区別した評価・解析は実施されていません。
入浴は湿疹患者にとって関心の高い問題であるが、 無作為化比較試験での検討は稀である。
そこで、 英国における湿疹に関する一連のオンライン研究の第1弾として、 入浴頻度の湿疹への影響を評価した。
本研究は、 実践的な2群並行群間優越性無作為化比較試験 (RCT) である。 自己申告により湿疹を有する1歳以上の者を対象とした。 参加者は、 湿疹重症度 (POEM : 0~28点、 高得点ほど重症)、 年齢、 普段の入浴方法に偏りがないように最小化法を用いて、 週1回入浴群と毎日入浴群に4週間割り付けた。
主要評価項目は自己申告による湿疹症状 (POEM) であり、 毎週聴取した。
438例 (うち108例が16歳未満) が無作為化され、 主要解析には毎日入浴群195例、 週1回入浴群193例が含まれた。
POEMスコアに、 毎日入浴群と週1回入浴群で差はなかった。 4週間のPOEM平均スコア調整後差 (週1回入浴群-毎日入浴群) は-0.4 (95%CI -1.3~0.4、 p=0.30) であり、 重篤な予期せぬ有害事象は報告されなかった。
POEM平均 (標準偏差) スコア
著者らは、 「週1回と毎日の入浴 (シャワーのみを含む) で湿疹症状に差はなく、 湿疹患者が自分に合った入浴頻度を自由に選択できることが示された」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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