【聖隷佐倉市民病院】整形外科志望×アメフト両立!研修医・酒井先生の選択
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8日前

【聖隷佐倉市民病院】整形外科志望×アメフト両立!研修医・酒井先生の選択

【聖隷佐倉市民病院】整形外科志望×アメフト両立!研修医・酒井先生の選択
インタビューに応じる酒井 清将先生 (右) と鈴木 繁先生
聖隷佐倉市民病院の初期研修医 (2年次)、 酒井清将先生は、 プロのアメリカンフットボール選手を目指しながら研修に励んでいます。  「研修医とアメフトをどう両立しているの?」  「研修の特徴は?」 ――。 臨床研修センター長の鈴木 繁先生と酒井先生に話を聞いた。
※インタビューは2025/1/29に実施しました。

研修の特徴

診療科×多職種連携の実践研修

―― 研修の特徴は。

鈴木センター長

「初期研修の2年間は、 自分が専門としない科を学べる貴重な期間です。 専門科目は3年目以降で深く学ぶことになりますが、 それ以外の診療科の基礎を身につけておくことが大切だと考えています」

「医師として、 メディカルスタッフがどのように患者さんに接し信頼関係を構築しているのかを学ぶため、 薬剤科や検査科での研修を設けています」

【聖隷佐倉市民病院】整形外科志望×アメフト両立!研修医・酒井先生の選択
薬剤科での研修の様子。 抗がん剤のミキシングは、 患者さんの安全はもちろん、 医療者自身の安全も守るために、 非常に慎重な対応が求められる

酒井先生

「例えば、 調剤の現場を見ることで、 粒の大きさや味の違いまで学ぶことができ、 患者さんにしっかり説明できる自信がつきました。 また、 オーダー時にどんなコメントを入れれば薬剤師が業務をスムーズに進められるかが分かり、 ちょっとした気遣いができるようになったと思います」

協力病院の研修で広がる視野!

――提携病院ではどのような研修を行いますか?

鈴木センター長

「当院ですべての研修科目をカバーできるわけではないため、 研修医には協力病院 (聖隷浜松病院・聖隷三方原病院・日本医科大学千葉北総病院・在宅医療専門のクリニック等) での研修を経験してもらっています。 全国各地に様々な分野で相談できる仲間がいれば、 必ず将来自分を助けてくれる心強い存在になります。 他院での研修を通じて、 医療者同士のつながりを広げてもらうことも大切だと考えています」

酒井先生

「単純に研修科目を学べるだけでなく、 病院ごとの雰囲気や働きやすさの違いにも気づきました」

研修医の声

整形外科のオペ症例数×プライベートの両立が決め手

――研修先として聖隷佐倉市民病院を選んだ理由を教えてください。

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IBM BIG BLUEの一員として出場

酒井先生

「整形外科志望だったので、 オペの症例数が多い病院を探していました。 また、 学生時代から続けているアメリカンフットボールと両立できるよう、 土日休みの病院を探していたところ、 当院を見つけました。 面接で鈴木センター長が『勉強も遊びもプロに』と言っていたのが強く印象に残っています」

「基本的に土日はしっかり休むことができ、 プライベートと両立できています。 もちろん、 患者さんの様子が気になれば自分で見に行くこともありますが、 強制されることはありません。 研修医の判断や積極性に委ねられているため、 自由度が高いです」

【聖隷佐倉市民病院】整形外科志望×アメフト両立!研修医・酒井先生の選択
研修医向けの寮の外観。 鉄筋・鉄骨構造 エレベーター有 オートロック完備

「病院敷地内には研修医向けの寮があり、 家賃は月1,000円。 ほとんどの研修医が寮に住んでいて、 通勤時間がない分、 自分の時間をしっかり確保できます。 私の場合は、 仕事終わりにトレーニングに行くことができています」

――アメフトのプロ選手となった場合、 どういうキャリアを歩む予定ですか?

酒井先生

「プロとしてできるところまで挑戦したいと思っています。 その後、 臨床の世界へ戻り、 医師としてのキャリアを積んでいきたいです」

主体性を尊重する研修スタイル

――研修環境について教えてください。

酒井先生

「積極的に多くの手技が経験できます。 1年目の前半は手技の機会が少ない診療科を回っていましたが、 『もっと手技を経験したい』と伝えると、 上級医の先生が環境を整えてくれました」

「正直、 研修が始まる前は、 もう少し受け身の姿勢で学ぶことになるのかなと思っていました。 しかし、 実際に働いてみると、 自分から積極的に動けば想像以上に学びの機会が広がる環境でした」

鈴木センター長

「研修医が主体的に学べる環境を大切にしています。 1学年4人と少人数体制のため、 基本的に1つの診療科に研修医は1人だけです。 研修医が少ない分、 上級医やスタッフが研修医を意識しやすく、 より多くの学びの機会を得られます」

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同期、 後輩との雑談

医学生へのメッセージ

主体的に学び、 多くの経験を積める環境

――医学生へメッセージをお願いします。

鈴木センター長

「初期研修の段階では、 幅広く診療科を経験することが大切です。 どの科も全力で学ぶ姿勢を持っていれば、 自然と道が開けていくと思います。 志望科が決まっていなくても、 焦らずに多くの経験を積んでいきましょう」

酒井先生

「研修医の人数が少ないことを不安に思う学生もいるかもしれませんが、 実際に経験するとメリットのほうが大きいです。 手技の機会が分散しないため、 多くの経験を積むことができますし、 上級医の先生との距離が近く、 気軽に質問や相談ができます」

「1年目から診療にしっかり関われるため、 学んだことをすぐに実践したい人にはお勧めです」

先生方のプロフィール

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HOKUTO編集部
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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