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HOKUTO編集部

21日前

【ACP】がん患者の予後評価とは?PaPスコア、PPIなど背景となる論文解説

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🔢 PaP (Palliative Prognosis)

🔢 PPI (Palliative Prognostic Index)

🔢 KPS (Karnofsky Performance Scale)

🔢 ECOG PS (Performance Status)

🔢 PiPS-A (外部サイトへのリンク)

🔢 PiPS-B (外部サイトへのリンク)

がん患者予後評価の概要

生命予後の予測は、 アドバンス・ケア・プランニングの取り組みや、 適切な治療選択のうえで重要ですが、 医師の臨床的な判断に基づく予後予測(Clinical Prediction of survival:CPS)は、実際の予後よりも長くなる傾向があることが知られています¹⁾. これまでに、世界各国でCPSに客観的指標を加え補正した新たな生命予後予測法が開発・研究されてきました²⁾³⁾⁴⁾.

PaP:Palliative Prognosis score²⁾

  • 緩和治療のがん患者の中期的(月単位)な生命予後予測の指標.
  • 緩和治療段階にある進行固形癌患者のデータをもとに、 1999年にイタリアから報告されました.
  • なお、 原著論文では骨髄腫、腎腫瘍、血液腫瘍などは除外されています.

PPI:Palliative Prognostic Index³⁾

  • 緩和治療のがん患者の短期的(週単位)の生命予後予測の指標.
  • 同年、1999年に日本からから報告された予後予測¹⁾で、 PaPと異なり、検査結果は項目に含まれていません.
  • 終末期の諸症状のみでスコアリングできるため、採血を行わない、行えない患者様などで利用しやすいスコアです.

KPS:Karnofsky Performance Scale⁴⁾

  • 1948年に初めて報告された身体機能をアセスメントする評価指標.
  • 病状や労働・日常生活の介助状況から、100%(正常)~0%(死)まで11段階による評価.
  • 急激なKPSの低下は患者の悪化と死亡を予測することができ、癌患者の機能状態の評価に妥当性があることが示されました.

参考文献

  1. Clinical prediction survival of advanced cancer patients by palliative care: a multi-site study. Int J Palliat Nurs. 2016 Aug;22(8):380-7. PMID: 27568777.
  2. Successful validation of the palliative prognostic score in terminally ill cancer patients. Italian Multicenter Study Group on Palliative Care. J Pain Symptom Manage. 1999 Apr;17(4):240-7.PMID: 10203876.
  3. The Palliative Prognostic Index: a scoring system for survival prediction of terminally ill cancer patients. Support Care Cancer. 1999 May;7(3):128-33. PMID: 10335930
  4. THE USE OF THE NITROGEN MUSTARDS IN THE PALLIATIVE TREATMENT OF CARCINOMA, With Particular Reference to Bronchogenic Carcinoma,CANCER November,634-656

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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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