海外ジャーナルクラブ
1ヶ月前
Taylorらは、 手術に伴う入院が中高年の認知機能に及ぼす影響をコホート研究で検討した。 その結果、 手術の回数が1回増えるたびに認知機能にわずかな悪影響が見られ、 反応時間は0.273ミリ秒延長し、 流動性知能のスコアも0.057低下することが確認された。 また、 MRI検査により、 手術1回増加あたりの海馬体積の減少 (β=-5.76mm³、 95%CI -7.89~-3.64) および白質高信号領域体積の増加 (β=100.02mm³、 95%CI 66.17~133.87) とも関連することが示された。 さらに、 手術は島皮質および上側頭皮質の神経変性とも関連していた。
手術に伴う麻酔の詳細やICU入室の影響はどの程度なのか、 気になるところです。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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