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8日前

Zahedらは、 喫煙歴を有する一般集団を対象に、 年齢および喫煙歴と血中の13種類の蛋白質から肺癌の絶対リスクを推定するINTEGRAL-Riskモデルの妥当性を、 Lung Cancer Cohort Consortiumのコホートを用いた研究で検討。 その結果、 独立した検証セット1,744人における採血後1年時点の曲線下面積 (AUC) は0.88で、 質問票ベースのPLCOm²012モデルの0.79を上回り、 質問票ベースのアプローチと比べて蛋白質ベースのINTEGRAL-Riskモデルは喫煙歴がある人の肺癌の短期的な予測能を改善することが示された 。 研究結果はJAMA誌に発表された。
本研究では、 肺癌死亡率や低線量CT検診に伴う不利益への影響、 実行可能性・費用対効果は評価されておらず、 病期や遺伝子変異別の性能も十分に検討できていません。
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低線量CTによる検診は高リスク者の肺癌死亡を減少させ得るが、 肺癌の多くは検診の適格基準を満たしていない喫煙歴のある人たちに発生している。本研究は、 一般集団の喫煙歴を有する人たちを対象とし、 血中の蛋白質に基づくINTEGRAL-Risk (Integrative Analysis of Lung Cancer Risk and Etiology) モデルを開発してその妥当性を検証することを目的とした。
対象は、 Lung Cancer Cohort Consortiumに参加した米国、 欧州、 アジア、 オーストラリアのコホートで、 1985 ~ 2009年に登録され2021年まで追跡された参加者である。 喫煙歴を有する3,695人からなる14のケースコホートが構築された。 3,695人には無作為に抽出された2,305人と、 採血後3年以内に肺癌と診断された1,390例が含まれた。 血漿または血清は2022年にINTEGRALプロテインパネルで測定された。14のケースコホートは以下の通り訓練セット7コホートと検証セット7コホートに分けられた。
INTEGRAL-Riskモデルは訓練セットを用いて構築し、 年齢、 喫煙歴、 13種類の蛋白質から肺癌と診断される絶対リスクを推定した。 INTEGRAL-Riskモデルの妥当性は検証セットを用いて採血から1年後、 2年後、 3年後の各時点で評価した。 主要評価項目はINTEGRAL-Riskモデルの妥当性であり、 識別能 (AUC) および較正能〔予測症例数/観察症例数比 (E/O) 〕によって評価した。
解析対象の3,695人のうち訓練セットは1,951人(肺癌807例)、 検証セットは1,744人 (肺癌583例) であった。 14セットを統合し統計的重み付けを適用すると32万3,570人に相当し、 このうち18万5,016人 (57%)が女性で、 全体の年齢中央値は60歳 (IQR 51-67) であった。
独立した検証セットにおけるINTEGRAL-Riskモデルの識別能は採血後1年時点で最も高く、 AUCは0.88 (95%CI 0.85-0.91) と質問票ベースのPLCOm²012 (AUC 0.79, 95%CI 0.75-0.83) を上回った (p<0.001)。
USPSTF 2021基準と同一の特異度が得られるリスク閾値を用いた場合、 INTEGRAL-Riskモデルは肺癌症例の85%を捕捉でき、 USPSTF 2021基準の63%、 PLCOm²012の70%を上回った。
INTEGRAL-Riskモデルの識別能は予測期間が長くなるほど低下し、 2年AUCは0.84 (95%CI 0.81-0.86)、 3年AUCは0.81 (95%CI 0.79-0.83) であった。一方、 3年間の較正能は良好で、 E/Oは0.87 (95%CI 0.69-1.14) であった。
著者らは、 「喫煙歴を有する人において、 蛋白質ベースのINTEGRAL-Riskモデルは、 質問票ベースのアプローチと比べて肺癌の短期的な予測に優れていた。 また、このモデルは肺癌検診が有益である可能性が最も高い高リスク者の選定に寄与し得る」 と結論付けている。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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