海外ジャーナルクラブ
14時間前

Maksymowychらは、 体軸性脊椎関節炎 (axSpA) を対象に、 IL-17A/IL-17F二重阻害薬ビメキズマブの仙腸関節・脊椎の炎症・構造病変への影響について、 第Ⅲ相二重盲検無作為化比較試験BE MOBILE 1 (nr-axSpA)・2 (r-axSpA) とその非盲検継続試験のMRI・X線評価にて検討した。 その結果、 52週でビメキズマブ群のSPARCC仙腸関節スコアは平均-7.6 (nr-axSpA)、 -5.1 (r-axSpA) 変化し、 炎症の減少が認められた。 104週のX線評価による進行はわずかであった。 解析結果はArthritis Rheumatol誌に発表された。
プラセボ対照は16週までで、 それ以降は全例がビメキズマブ投与となっているため、 1~2年時点でプラセボや他IL-17A阻害薬との直接比較はできていません。
ビメキズマブはIL-17AとIL-17Fの二重阻害薬である。
本解析では、 ビメキズマブが、 体軸性脊椎関節炎 (axSpA) 患者の仙腸関節 (SIJ) および脊椎の炎症・構造障害に及ぼす影響を、 第Ⅲ相試験BE MOBILE 1 (nr-axSpA)・2 (r-axSpA) とその非盲検継続試験 (OLE) で得られたMRI・X線画像を用いて評価する目的で実施された。
BE MOBILE 1 (nr-axSpA) とBE MOBILE 2 (r-axSpA) は、 16週の二重盲検プラセボ対照期と36週の維持期で構成された。 患者は以下の2群に無作為化された。
ベースラインと16週・52週の画像を治療群別に評価し、 炎症はSPARCC仙腸関節スコアとBerlin脊椎炎症スコア、 構造病変はSPARCC仙腸関節構造スコア (SSS) で評価した。
ベースラインと104週のX線が得られた患者では、 nr-axSpAで修正New York基準 (mNY)、 r-axSpAで修正Stoke強直性脊椎炎脊椎スコア (mSASSS) を用いて構造障害を評価した。
52週時点で、 仙腸関節・脊椎のMRI炎症スコアが低下し、 びらんは減少、 backfill・脂肪病変が増加した。 強直はほとんど変化しなかった。
SPARCC仙腸関節スコア 平均変化量
Berlin脊椎炎症スコア 平均変化量
びらんスコア
backfill
脂肪病変
強直
104週までビメキズマブを投与した患者のX線評価では、 進行は極めて小さかった。
ベースラインからの平均変化量
著者らは、 「ビメキズマブにより、 MRIでの仙腸関節・脊椎の炎症は大きく改善し、 仙腸関節のびらんは緩やかに減少した。 仙腸関節・脊椎のX線学的進行はわずかであった」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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