HOKUTO編集部
4ヶ月前
2024年7月7日に、 第7回MOJITOセミナーが開催されました。 その様子を、 河野 遼先生(虎の門病院臨床腫瘍科)にご寄稿いただきました。
MOJITO (Medical Oncology Junior Teaching Organization) は、 若手医師が主体となって腫瘍内科の知識を深めるために開催されている勉強会です。 今年で7年目を迎えました。
今年のセミナーは、 虎の門病院、 NTT東日本関東病院、 がん研有明病院などと連携し、 過去最多の77人が参加しました。
HOKUTOで連載されていた腫瘍内科医の企画 「がん診療の羅針盤」 に基づき、 実際の臨床でのがん患者へのアプローチ方法について、 参加者同士がグループディスカッションを通じて学びました。
💬 先生方の生の声で、 腫瘍内科の仕事内容を知ることができてよかったです。 講演では、 予後告知の方法やDNARについてなど、 これまで知らなかったことを多く学ぶことができました。
グループワークや懇親会で、腫瘍内科の先生方とお話しできたこともとても嬉しかったです。
💬 どれも腫瘍内科への理解が高まる、 はじめての発見がある講義であった。 また、 参加者の方々が皆優秀で、 ディスカッションを通して刺激を受けた。
💬 大学で、 ちょうどがん患者さんを担当しています。 先生方の講義の一つ一つが私にとって目から鱗でした!
💬 腫瘍内科を志す学生・研修医と交流でき、 良い刺激を受けた。 がん患者との関わり方に関して、 著名な先生のご意見・考え方を知ることができ貴重な機会となった。
参加者は活発に議論や交流を行い、 大盛況のうちに会を終えました。 ご参加いただいた皆様に心から感謝申し上げます。
2人に1人ががんになる時代、 使用される薬剤は殺細胞性抗がん薬だけでなく、 免疫チェックポイント阻害薬や分子標的薬などの新規薬剤が次々と開発されています。
治療選択肢の多様化とともに、 副作用の管理が重要視される中で、 全身を総合的にマネジメントできる腫瘍内科医の需要が高まっていますが、 その専門医の数はまだまだ不足しています。 MOJITOセミナーは今後も、 医学生や研修医の若手に対し腫瘍内科の魅力と重要性を発信していきます。 皆様のご参加を心よりお待ちしております。
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MOJITOセミナー2024 幹事
虎の門病院 臨床腫瘍科
河野 遼
戸田恵有沙
野々垣清美
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。