海外ジャーナルクラブ
24日前

Namazziらは、 ウガンダの1歳以上5歳未満の鎌状赤血球貧血 (SCA) 児を対象に、 亜鉛補充の全原因感染予防への効果を、 プラセボ対照無作為化比較試験 (ZIPS-2) で検証した。 その結果、 全原因感染の発生率は100人年当たり亜鉛群で305.7件、 プラセボ群で480.7件であり、 調整発生率比0.62と亜鉛群で有意に低かった。 試験介入の中止を要する有害事象は両群ともに認められなかった。 試験結果はJAMA誌に発表された。
無作為化にもかかわらず群間で性別に不均衡を認めましたが、 性別で調整後も結果への影響は認められませんでした。
アフリカでは予防戦略がとられているものの、 感染は現在でも、 鎌状赤血球貧血 (SCA) 児における罹病および死亡の主要な原因である。
本試験では、 ウガンダのSCA児を対象に、 全原因感染の予防を目的とした亜鉛の連日補充の安全性と有効性を検証した。
本試験はウガンダ・ジンジャのJinja Regional Referral Hospitalで実施された二重盲検プラセボ対照無作為化比較試験 (ZIPS-2) である。 対象は1歳以上5歳未満のSCA児100例で、 以下の2群に無作為化され6ヵ月間追跡された。
主要評価項目は、 100人年当たりの全原因感染であり、 感染は標準化された臨床基準を用いて定義された。
100例の平均年齢は36.0ヵ月で、 女児は45例 (45%) であった。 登録時に45例 (45%) がヒドロキシウレア療法を受けており、 全例が登録後にヒドロキシウレアを開始または継続した。
全原因感染の100人年当たりの発生率は、 亜鉛群でプラセボ群に比べ有意に低かった。
全原因感染
100人年当たりの発生率
発生率差-176.0 (95%CI -300.8~-51.3)
調整発生率比0.62 (95%CI 0.45-0.86) *
試験介入の中止を要する有害事象は、 いずれの群でも観察されなかった。
著者らは、 「20mg/日の亜鉛補充は、 ウガンダの5歳未満のSCA児で全原因感染を減少させた。 これらの知見を検証し、 より年長児での有効性を評価するには多施設共同臨床試験が必要である」と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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