海外ジャーナルクラブ
7日前
Svanströmらは、 デンマーク全国レジストリを用いたデータベース研究を実施し、 SGLT2阻害薬使用に、 駆出率が低下した心不全 (HFrEF) 患者の全死因死亡リスクとの関連があるかどうかを検討した。 対象は、 SGLT2阻害薬の使用を開始したHFrEF患者6,776例 (ダパグリフロジン使用79%、 エンパグリフロジン使用21%)、 その他の心不全治療薬を継続したHFrEF患者1万4,686例とした。 その結果、 追跡期間中の全死因死亡率は、 SGLT2阻害薬使用者が5.8/100人年、 非使用者が8.5/100人年であった (加重ハザード比0.75、 95%CI 0.66~0.85;加重発生率差-1.6、 95%CI -2.5~-0.8)。
SGLT-2 inhibitors and mortality among patients with heart failure with reduced ejection fraction: linked database study. BMJ. 2024 Nov 6:387:e080925. PMID: 39505389
SGLT-2阻害薬の使用が駆出率が低下した心不全患者において全死因死亡リスクの25%減少と関連しているという結論は衝撃的です。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。