HOKUTO通信
1ヶ月前

厚生労働省は2026年1月23日に開催した中央社会保険医療協議会 (中医協) 総会で、 2026年度診療報酬改定の個別改定項目をまとめた短冊 (具体的な点数を除いた改定案) を提示した。 外科医の担い手確保に向け、 長時間で高難度な手術実施に対する特別加算が新設される見通しだ。
新設される 「外科医療確保特別加算 (1回につき) 」 は、 高度手術を実施する体制を整備する地域の基幹的な医療機関において、 外科医の勤務環境の改善を図った上で、 手術を実施した場合に 「当該手術の所定点数の100分の●●に相当する点数を加算」 する形で評価する。
短冊によると、 高度手術を計200例以上実施している▶手術経験5年以上の常勤医が6人以上配置されている▶チーム制・交代制が導入されているーーことなどが条件となる。 病院として外科医療の負担軽減や体制維持に力を入れていることを評価対象とする考え方が示されている。

外科医療確保特別加算は、同時に新加算として設けられる「地域医療体制確保加算2」などと連動している。これは地域の急性期医療を担う中核病院において、医師の働き方改革を進めつつ、一定規模以上の診療・手術体制を維持している点を評価する枠組み。
施設基準などをみると、手術症例の集約化を促す方向性となっている。とくに消化器外科をはじめとする高侵襲手術領域では、症例を集約することで医師の過重労働を抑し、手術成績の向上や医師偏在の是正につなげる狙いが読み取れる内容となっている。
厚生労働省 : 中央社会保険医療協議会 総会 (第644回) 個別改定項目について (その1) ,主に56P以降

編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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