医師転職市場の未来予想図
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2ヶ月前

医師転職市場の未来予想図

医師転職市場の未来予想図
医師のキャリアが多様化し、 医師の転職市場も大きく変化しています。 連載 「医師のキャリア・考」 の5回目は、 その歴史的背景から現在の状況、 さらには未来予測までを総括し、 医師がどう対応すべきかについて、 医師の転職を支援する日本メディカルキャリアが解説します。

転職市場の変遷

1990年〜2000年代初頭

医師が人材紹介会社を利用することは珍しく、 現在300社以上あるとされる医師向け人材紹介会社も当時は数社程度 (日本メディカルキャリア調べ) でした。

  • 医師の特徴
  • 医局からの退局も珍しいとされ、 専門性を突き詰めていくことが主流
  • 外部環境
  • インターネットやメールはまだ普及していない
  • 求められる医師像
  • 年齢問わず採用の検討が可能
  • 専門医の有無は問わず、 一定の経験があれば相談可能
医師転職市場の未来予想図

2000年代〜現在

医師が転職市場で人材紹介会社を使うことが選択肢の一つとなり、 医療機関側も紹介会社を複数利用して多くの医師と接点を持つように。

  • 重要な変化点
  • 医局以外にも勤務先の選択肢が増加
  • 医局での出世以外の働き方が認知される
  • 外部要因
  • 臨床研修制度がスタート
  • インターネット普及による訴訟リスクの増加
  • 求められる医師像
  • 専門特化よりも幅広く診療できる
  • 患者、 スタッフとのコミュニケーション能力がある
  • 集患の意欲がある

1990年代と現在を比較すると、 医療機関の変化にともない求人も変わり、 医師の採用がよりシビアになりました。

医師転職市場の未来予想図

2024年以降の展望

働き方改革により、転職成功のハードルはさらに高くなると予測されます。特に都市部では競争が激化する一方で、郊外では条件交渉の余地が出てくる可能性があります。

求人の未来予測

1. 求人数は変わらない

病院の統廃合や役割分担が進み、 外来と入院の役割分担が更に進むでしょう。 一方、 かかりつけ医としての医師募集が増えると想定されるため、 求人数自体は大きく変わらないと見込まれます。

2.  「ワークライフバランス」 が要件に標準化

3.  年収は下がらないのでは?

年収を下げて退職する医師が増えることは、医療機関も避けたい状況です。

医師転職市場の未来予想図

転職活動:求人の見極めポイント

1.  働き方改革に理解のある医療機関かどうか

医療機関の淘汰が進む一方、 「 働き方改革に積極的 = 経営環境の変化に前向きに取り組む医療機関」 は生き残っていく公算が大きいです

2.  求人の背景を確認する

求人募集は、 現場が人員不足などを理由に万全の体制で勤務できていない可能性があることの裏返しでもあります。 医療機関の現状把握も当然のことながら、背景をしっかりチェックすることは、 求められることや自分がマッチするかの把握にも役立ちます。

生き残るための戦略

市場の変化に伴い 「医師だから簡単に転職できる時代」 は終わりました。 そのため、 「優先順位をつけて希望を整理すること」 が大切になります。

日本メディカルキャリアでは、 生き残るためには以下の3つが必要だと考えています。

1.  協調性とコミュニケーション力を磨く

2.  転職希望や優先順位を明確にする

3.  自分の市場価値を理解する

まとめ

医師の転職市場・求人はこの20年で大きく変化し、 今後もさらなる変化が予想されます。 これからの医師に求められるのは、市場の動きに柔軟に対応できる力です。選択肢が広がる反面、より緻密な戦略や情報収集が必要になるでしょう。

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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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