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10日前

Curtisらは、 生物学的製剤または標的型合成抗リウマチ薬 (DMARD) を使用している炎症性関節炎 (関節リウマチ・乾癬性関節炎・体軸性脊椎関節炎) 患者840例を対象に、 COVID-19ワクチンの追加接種後2週間の休薬の効果を、 治療継続と比較する実用的な多施設無作為化比較試験 (COVER) で検討した。 その結果、 ベースラインから6週時点の抗SARS-CoV-2スパイクIgG抗体の上昇倍率に、 休薬群と継続群で有意差は認められなかった。 一方で、 休薬により一時的に疾患再燃が増加した。 試験結果はJAMA Intern Med誌に発表された。
2週間の休薬では、 半減期の長いセクキヌマブ (25~27日) やアバタセプト (13~25日) の薬理作用が十分に消失しない可能性があります。 ただし、 半減期の短いJAK阻害薬でも免疫原性の改善は認められませんでした。
📖アバタセプト投与でCOVID-19ワクチンに対する液性免疫応答低下
COVID-19パンデミックの影響は、 自己免疫疾患・リウマチ性疾患患者で相対的に大きかった。 標的型免疫調節薬を使用中の患者への助言や治療方針を検討するうえで、 各薬剤がSARS-CoV-2ワクチン追加接種への反応に及ぼす影響を把握することは重要である。 一方、 接種前後の休薬が免疫原性やリウマチ性疾患の転帰に及ぼす影響は、 十分に検討されていない。
本試験は、 関節リウマチ・乾癬性関節炎・体軸性脊椎関節炎患者840例を対象とした多施設無作為化実用的試験 (COVER) である。 患者はmRNA COVID-19ワクチンの初回シリーズを完了し、 TNF阻害薬、 IL-17阻害薬、 アバタセプト、 JAK阻害薬いずれかを安定して使用していた。 次の追加接種後2週間の治療について、 以下の2群に無作為化された。
主要評価項目は、 ベースラインから6週時点までの抗SARS-CoV-2スパイクIgG抗体値の変化で、 幾何平均上昇倍率 (GMFR) で示した。 副次評価項目は再燃とワクチン関連有害事象とした。
スパイクIgG抗体値は両群で大幅に上昇した。 GMFR比 (休薬/継続) は0.96 (95%CI 0.36-2.56) で、 有意差は認められなかった。
結果は薬剤サブグループおよび薬剤の半減期カテゴリー間で一貫していた。
疾患再燃は、 休薬により有意に増加した (OR 2.27, 95%CI 1.41-3.65)。 この増加はJAK阻害薬使用患者で最も顕著であった。 関節リウマチ再燃質問票 (Outcome Measures in Rheumatology RA Flare Questionnaire) で10点以上の悪化を認めた割合は以下の通りで、 両群とも6週時点までに完全に回復した。
関節リウマチ再燃質問票10点以上の悪化
リスク差 12.0%㌽ (95%CI 5.9-18.1%㌽)
有害事象は薬剤間では同程度で、 休薬群でより多かった。
著者らは、 「追加接種時に一部の生物学的製剤またはJAK阻害薬を2週間休薬しても液性免疫原性の有意な増強はなく、 一過性ながら臨床的に意味のある疾患再燃を伴った。 接種時の一律の休薬は推奨されない」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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