【Ann Intern Med】高血圧 総説 「何が分かる?」
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医療の最前線から

5日前

【Ann Intern Med】高血圧 総説 「何が分かる?」

【Ann Intern Med】高血圧 総説 「何が分かる?」
世界の注目レビュー論文を紹介する 「医療の最前線から」。 今回は、 2026年のAnnals of Internal Medicine誌に掲載された「高血圧」 に関する総説を取り上げます。 
本総説では、 2025年のAHA/ACCガイドライン改訂を受けた最新の診断基準や、 心血管リスクに基づく治療戦略、 生活習慣改善の具体的効果などが体系的にまとめられています。

この論文で学べる12の要点

❶高血圧は「SBP≧130またはDBP≧80」

 2017ACC/AHA GLから厳格化。米国有病率は31.9→46.5%に

❷白衣/仮面高血圧は「ABPM・家庭血圧」で鑑別

 診察室血圧<130/80でも最大30%が仮面高血圧の可能性

❸高リスク例の目標は「SBP<120mmHg」も考慮

 標準は全例<130/80。 高リスクは忍容性があればSBP<120

❹ステージ1低リスクはまず「生活習慣改善3~6ヵ月」

 10年CVDリスク7.5%未満が対象。未達なら薬物療法を推奨

❺Na≦2300mg/日で「SBP2~8mmHg」低下

 減量は10kg毎5~20、有酸素運動2~9、DASH食4~8mmHg低下

❻KCl25~30%を含む「カリウム含有代替塩」推奨

 中国・台湾の高リスク集団で全死亡・CV死低下の可能性が報告

❼≧140/90 mmHgは「全例」薬物療法開始

 DM/CKD/CVDは130/80から開始。他は10年CVDリスクで判断

❽第一選択薬は「利尿薬/ACEi/ARB/DHP-CCB」

 β遮断薬は適応合併症なければ初期治療に非推奨

❾CKD G3以上 or アルブミン尿合併は「ACEi/ARB」

 血清Cr上昇30%までは許容し継続。DMは4系統いずれも推奨

❿治療抵抗性高血圧は4剤目に「スピロノラクトン」

 治療抵抗性 : 最大耐用量の異なる3系統以上でも血圧目標未達

⓫治療抵抗性高血圧の新薬は「Aprocitentan」

 エンドセリン受容体拮抗薬。 4剤目以降の追加薬

⓬高血圧緊急症は「急性臓器障害」で判断

 180/120未満でも起こりうる。院内死亡13%・1年死亡39%

原著論文で詳細を確認する

Hypertension. Ann Intern Med. 2026 Jun;179:ITC81-ITC96.

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【Ann Intern Med】高血圧 総説 「何が分かる?」

Q. SBP<120の降圧目標の根拠は?

Q. カリウム代替塩の死亡率低下効果は?

Q. 治療抵抗性高血圧へのMRAの推奨は?

Q. アプロシテンタンの適応と効果は?

Q. 高血圧緊急症の降圧速度の目安は?

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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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