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36日前

【JAMA Surg】単純性急性虫垂炎の保存加療 vs 手術


de Almeida Leiteらは, 単純性急性虫垂炎患者を対象に, 保存加療と虫垂切除術の有効性と安全性を系統的レビューとメタ解析で評価. その結果, 手術成功率と有害事象発生率に差はなかったが, 保存加療群のほうが入院期間が有意に長いことが明らかとなった. 本研究は, JAMA Surg誌において発表された. 

📘原著論文

Nonoperative vs Operative Management of Uncomplicated Acute Appendicitis: A Systematic Review and Meta-Analysis. JAMA Surg. 2022 Jul 27. doi: 10.1001/jamasurg.2022.2937.PMID: 35895073

👨‍⚕️ HOKUTO監修医コメント

メタアナリシスの結果が非常にシンプルで,「単純性虫垂炎において, 虫垂切除術と保存加療とにおいて治療成功割合には差がなく, 再発率は約2割」とのことです. 現場においては, まず単純性虫垂炎の診断に正確に至ることができるかどうかが重要に思えます.



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研究背景

単純性急性虫垂炎に対する保存加療の安全性と有効性を指摘するいくつかの無作為化臨床試験にもかかわらず, 虫垂切除術が依然として行われている.

研究デザイン

  • 単純性急性虫垂炎を呈した成人患者において, 保存加療と虫垂切除術を比較した, 英語で発表された無作為化臨床試験を検索するために系統的レビューを実施.
データソース: Embase, PubMed
  • 8件の研究が選択基準を満たし, メタ分析に使用された.
  • 主要評価項目:30日時点の治療成功率と主な有害事象.

研究結果

  • 追跡30日時点の治療成功割合は両コホートで有意差はなかった.
RR 0.85, 95%CI 0.66-1.11
  • 主要な有害事象の割合は両コホートで同程度であった
RR 0.72, 95%CI 0.29-1.79
  • 保存加療群では, 入院期間が有意に長かった
RR 1.48, 95% CI 1.26-1.70
  • 虫垂炎の再発の累積発生率の中央値は18%であった.


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HOKUTO編集部
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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