海外ジャーナルクラブ
2年前
de Almeida Leiteらは, 単純性急性虫垂炎患者を対象に, 保存加療と虫垂切除術の有効性と安全性を系統的レビューとメタ解析で評価. その結果, 手術成功率と有害事象発生率に差はなかったが, 保存加療群のほうが入院期間が有意に長いことが明らかとなった. 本研究は, JAMA Surg誌において発表された.
メタアナリシスの結果が非常にシンプルで,「単純性虫垂炎において, 虫垂切除術と保存加療とにおいて治療成功割合には差がなく, 再発率は約2割」とのことです. 現場においては, まず単純性虫垂炎の診断に正確に至ることができるかどうかが重要に思えます.
🔢Pediatrics Appendicitis score (PAS)
単純性急性虫垂炎に対する保存加療の安全性と有効性を指摘するいくつかの無作為化臨床試験にもかかわらず, 虫垂切除術が依然として行われている.
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。