海外ジャーナルクラブ
3ヶ月前

Zeccaらは、 骨転移を伴う乳癌を有し、 抗RANKL抗体デノスマブまたはゾレドロン酸による治療を3~4週間間隔で24ヵ月以上継続した患者355例を対象に、 両剤の有効性をさらに2年間の後ろ向き観察研究で比較評価した。 その結果、 デノスマブ群はゾレドロン酸群と比べて有意に優れた鎮痛効果を示し、 週平均疼痛強度 (WAPI) の低下、 鎮痛薬使用状況 (WHO除痛ラダー) におけるエスカレーションの減少 (OR 0.07 [95%CI 0.02-0.30])、 1日あたりのオピオイド使用量の減少 (経口モルヒネ換算量中央値 25mg vs 67.3mg) が認められた。 骨関連事象 (SRE) の発生率は両群間で同程度であったが、 投与開始後24ヵ月時点の全生存期間 (OS) は、 デノスマブ群でその後の治療の有無に依らず改善傾向が示された (中央値 35.8ヵ月 vs 29.9ヵ月、 p=0.058)。
本研究は後ろ向き・単施設デザインであり、 両群の治療期間の違いが結果、 特にOSの差に影響した可能性が示唆されています。
乳癌の骨転移、 デノスマブ vsゾレドロン : 鎮痛効果に差、 SRE予防は同等
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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