海外ジャーナルクラブ
2年前
Chenらは、 急性脳梗塞の患者を対象に、 アルガトロバン+アルテプラーゼ併用療法の有効性を多施設共同非盲検無作為化臨床試験で検討。 その結果、 アルガトロバン+アルテプラーゼ併用はアルテプラーゼ単独と比較し、 90日後の機能予後が優れている可能性は有意に高くはなかった。 本研究は、 JAMA誌において発表された。
サンプルサイズ計算の際に、 優れた機能的転帰を21%と予測していたにもかかわらず、 実際は64%であったことが本試験がnegativeとなった大きな要因の1つです。 中国人以外での追研究結果を待って、 有用性の是非を判断したいところです。
これまでの研究で、 急性期脳梗塞患者に対するアルガトロバン+アルテプラーゼ併用の有用性が示唆されている。 しかし、 大規模研究でのエビデンスは不足している。
急性脳梗塞患者を以下に無作為に割り付けた。
90日時点の優れた機能的転帰
急性脳梗塞患者において、 アルガトロバン+アルテプラーゼ併用の2剤併用はアルテプラーゼ単独療法と比較して、 90日後の機能予後は有意に高くはなかった。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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