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本稿では、 ACOの診断基準や診断手順について解説します. 今までCOPDあるいは気管支喘息 (以下、喘息) として長年加療されていたものの病勢コントロール不良の場合には、 改めて問診を行い、 隠れたACOを見つけようとする姿勢が重要です.
慢性の気流閉塞を示し、喘息とCOPDのそれぞれの特徴を併せもつ疾患(以下①②を参照).
気道の慢性炎症を本態とし、 臨床症状として変動性を持った気道狭窄 (喘鳴、 呼吸困難) や咳で特徴づけられる疾患.
タバコ煙を主とする有害物質を長期に吸入曝露することなどにより生じた肺疾患であり、 呼吸機能検査で気流閉塞を示す疾患.
次の (1)~(3)の項目をすべて満たす必要がある.
下記2項目のすべてを満たす.
下記3項目のいずれかを満たす.
「1~3のいずれか2項目以上」 または 「1~3のいずれか1項目 かつ 4.その他の特徴の2項目以上」を満たす.
<鑑別を要する疾患>
基本はICSまたはICS/LABAで治療
<ACOの診断後> LAMAを追加
基本はLAMAまたはLAMA/LABAで治療
<ACOの診断後> ICSを追加
つまり、いずれの場合もICS/LABA/LAMAの三剤併用療法 (現在では合剤の吸入薬が主流) が基本となることが多い.
1) 社団法人日本呼吸器学会 : 喘息とCOPDのオーバーラップ (Asthma and COPD Overlap : ACO) 診断と治療の手引き 2018. メディカルレビュー社, 東京, 2017 ※書籍販売のみ
当科は呼吸器疾患やアレルギー疾患の症例が豊富なだけでなく、膠原病を中心に診ている先生もいて、幅広く学べる科です. 教授を始め上級医にもとても相談のしやすい雰囲気ですので、興味のある方は是非見学にいらしてください.
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