【EMERALD-3】肝細胞癌、 TACEへのSTRIDE上乗せで増悪・死亡リスクを30%低
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HOKUTO編集部

7日前

【EMERALD-3】肝細胞癌、 TACEへのSTRIDE上乗せで増悪・死亡リスクを30%低

【EMERALD-3】肝細胞癌、 TACEへのSTRIDE上乗せで増悪・死亡リスクを30%低
切除不能な塞栓療法適格肝細胞癌 (eeHCC) において、 肝動脈化学塞栓療法 (TACE) にSTRIDE (抗CTLA-4抗体抗PD-L1抗体トレメリムマブ+デュルバルマブ) ±レンバチニブを上乗せした併用療法の有効性と安全性を、 TACE単独を対照に評価した第Ⅲ相無作為化比較試験EMERALD-3の中間解析結果から、 STRIDE+レンバチニブ+TACE群がPFSを有意に改善した。 米・Memorial Sloan Kettering Cancer CenterのGhassan K. Abou-Alfa氏が発表した。 

背景

TACEに免疫療法を上乗せする意義

TACEは切除不能eeHCCに対する標準治療であり、 STRIDEは進行HCCの標準治療としてOSベネフィットを示している。 TACEに免疫療法および抗血管新生療法を併用することで、 さらなる抗腫瘍効果が期待されている。

試験の概要

TACEへのSTRIDE±レンバチニブ上乗せを評価

対象は、 Child-Pugh分類A、 全身療法歴のないeeHCC患者だった。 760例を以下の3群に無作為に割り付けた。

  • A群 : 293例
STRIDE*+レンバチニブ+TACE
  • B群 : 175例
STRIDE+TACE
  • C群 : 292例
TACE単独

主要評価項目はA群 vs C群の無増悪生存期間 (PFS)、 主な副次評価項目はA群 vs C群の全生存期間 (OS)、 B群 vs C群のPFS・OSとした。

*STRIDE : トレメリムマブ300mg+デュルバルマブ1500 mgをday1、 以降デュルバルマブ1500 mgを4週毎に投与

試験の結果

増悪・死亡リスクを30%低減

データカットオフ時点 (2026年2月23日) の中間解析におけるPFS中央値は、 A群13.0ヵ月、 C群9.8ヵ月で、 A群がC群に対しリスクを30%低減した (HR 0.70 [95%CI 0.57–0.86]、 p=0.0007)。 24ヵ月PFS率はA群30.4%、 C群19.3%だった。

OSはimmatureもA群で改善傾向

A群 vs C群のOSは、 HR 0.84 (95%CI 0.65–1.09、 p=0.1814) だった (maturity 40.3%)。 B群 vs C群はPFS (HR 0.71 [95%CI 0.56–0.91])、 OS (HR 0.70 [同 0.51–0.95]) ともに改善傾向を認めた。 奏効率 (ORR) はA群38.9%、 B群40.8%、 C群27.0%だった。

既知の安全性プロファイルと一致

Grade3/4の治療関連有害事象 (TRAE) はA群62.7%、 B群48.6%、 C群18.6%だった。 各治療の既知の安全性プロファイルと一致していた。

結論

STRIDE±レンバチニブ+TACEが有望な治療選択肢となる可能性

Abou-Alfa氏は 「本試験の結果は、 切除不能eeHCCにおいて、 STRIDE±レンバチニブ+TACEを新たな治療選択肢として支持するものである」 と述べた。

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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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